昨日午後にニュースで容疑者が逮捕されたと知りました。
https://www.yahoo.com/news/arrest-made-in-the-murder-of-university-of-texas-student-145108845.html
これによると容疑者(ほぼ確実で犯人らしいです)は17歳のホームレス。一昨日に公開されたビデオを見て消防士が通報逮捕に至りました。
なぜ消防士かと言うと、月曜日の早朝に大学内でボヤがありその時に出動していた消防士が、現場周辺にいたその容疑者の事を覚えていたそうです。そして直ちに通報と言う事の流れだそうです。
私も思ったのですが、あの周辺に詳しい人なら、ママチャリに乗ってる時点で、こいつ怪しいなってすぐ分かるんですよね。なぜって大学内での自転車の盗難被害はとても多いのです。
以前娘の入学時の説明会で、UTポリスのサージェント・パイパー(コメディアンの様に面白い人です)が、どんなロック(鍵)が良いのかを説明してくれました。それによると、フランクフルト(ここも自転車盗難被害は多い)のスタンダードより高かったです。ぶっちぎられない最強ロックが必要とのこと。
と言う事は、男性がママチャリ乗ってる時点で、あれ?と不思議に思うのですよね。だからその消防士は覚えていたのだと思います。一応ボヤの容疑者として頭にインプットしたのではなかろうかと私は思います。のちに分かるのですが、ボヤの犯人はやはり今回の容疑者でした。
娘の入学時説明会の時に、オースティン校周辺を6thストリート方面へ歩いていたところ、主人(イージーターゲット)にお金を恵んでくれないか?と言ってきた人の自転車が素晴らしいサイクリング用の自転車!(たぶん盗んできたもの)金額は1000ドルはくだらないだろうと思いました。本人はカズン(いとこ)のだと言い張りましたので、主人は少しばかりのお金を渡しました。けど後から悔やんでましたけどね。やるんじゃなかったって。
ちょっと話はそれますが、オースティンと言うと、音楽、楽しいイベント。。。と言われますよね。が、私が初めて訪れた時の印象は、シカゴダウンタウンの方がまだ好きかな?と言う印象。
夏の暑い中、酒臭い浮浪者が話しかけてきたりはしませんから。シカゴは話しかけてきても無視!そんな違いを感じました。ここは浮浪者(ホームレス)フレンドリーなとこやね。と思いました。
娘の銀行口座を作るので、大学のすぐ近くの銀行の建物の中、順番を待っていた時に窓の近くに座りながら、道を行き来する人を見ていたのですが、プレゼンテーションのためスーツを着て歩くビジネスメージャーの子たちに混ざって、なんでここにたむろしてるのか?と言う浮浪者が混ざり合う風景がちょっと異様でした。
学生が良く行く、そして地元の人が愛してやまない6thストリートと言うのを見に行きましたが、なんかドラッグ中毒患者がうようよいて、「ウォーキング・デッド」思い出す感じですね昼間は。私には、え~どこが良いの???でした。皆さん華やかになる夜に6thに行くのでしょうね。昼間は視界が良いがために、怖いです。
そんな、多くのダウンタウンの顔を知ってる私からは、オースティンはちょっと不思議で、意外にも危ないところじゃないか?と感じました。また、フレンドリーすぎる!ホームレスに。と言うのが印象でした。だから彼らは居着いちゃうんだろうなって思いましたし。。。どこからともなくやってきてそこに居着いてしまってるんです。
まあ、どこもダウンタウンって基本そんな感じでホームレスがたくさんいるのですがね。でもオースティンはもう少し明るくって、フレンドリーで、年齢層が若い浮浪者が多い事にも気が付きました。
理由はやっぱり学生の街だからでしょうね。
娘曰く、UTの学生はお金持ちのお子さんが多いと言う事、それも関係あるのかもなと思いました。要するに生活層がホームレスの若者たちと違い過ぎると言う事が仇になってると言う事。つまり免疫がないと言えばシンプルなんですがそんな感じで、だから皮肉にも学生の親切心がホームレスに居心地の良い環境になってしまってるのではないかと思ってます。
親切心は悪い事ではありません。が、距離を保てないならあまりお勧めできないのも、そういう人たちに対する親切心。その人たちがそこまで落ちてしまったには理由があり、それを直してあげるにはたぶん素人の優しい気持ちだけでは不十分なんです。下手にかかわると良くないことが起こる可能性もあるんです。これについてはのちにお話しします。
娘もかなり前に、皆と食事に出かけた帰りに、ホームレスのおじさんが食べ物をくれと言ってきたとチャットしてきました。皆、手にドギーバック(食べ残し)を持っていたので、3人全員がその食べ物を彼にあげたと言ってました。
そのホームレスは目を大きくして、物凄く喜んだと言ってました。「なんだか、可哀想だった」と娘は言ってました。そうなのですよね、本当に。食べ物でハッピーになれるならどんどん食べて!と誰でも思うんですよね。それが人によっては、たまに仇になってしまうので、その辺の微妙な危険度は経験がないと察知できないものと思います。
今回のこの事件で、UTの大学周辺の状況がやっぱり危険と裏腹なのだと多くの人が分かった事でしょう。
今回のこの事件は大学生の子供を持つ人には悪夢のような事件ですよね。被害者には誰でもがなりうる事件ですので、私も娘も、時間が増すごとに、事実が明るみになるごとに、恐怖が増していきました。
娘は早朝にワークスタディーの仕事を入れてますので、月曜日のボヤ事件の現場にたまたまいたんです。メディカル・アートビルディングの前に沢山消防車が停まってるのを見たと言ってました。そして物凄い煙とにおいで大変だったと言ってました。なので、ニュースを聞いてぞっとしたと言ってました。その犯人(容疑者)の近くにいたって事ですよね。
娘もあの道を通り、授業や仕事に行くので、被害者になっていた可能性もあるんだよね。と二人で話していました。そして、亡くなられた子のことを思うと、なんだかやるせない気持ちでいっぱいになりました。いつでもいいから、時間のある時にお花を買って手向けるように言いました。
ホント、花のように心も外見も美しいお嬢さんで、悔やんでも悔やみくれませんよね。彼女の写真が出るたび、不謹慎かもしれませんが、もったいない という言葉が頭に出てきます。この子の死を無駄にしないためにも、セーフティーについて大学側、生徒たちは考え直さなければなりませんね。
まだ、まだ、いろんなことは明るみになっていませんが、一応犯人は捕まりました。この犯人も17歳と若いのですよね。どうしてこんなことになってしまったのだろう?と記事を読んでいくと、これまた虚しい。それはまた次回に回します。
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