昨晩、今日帰ってくる息子と、待ち合わせの時間等を電話で話をしました。
部屋をパックしながら、掃除しながら、暇だったのでしょうね、急にぺらぺらと日本語で話し始めました。日本語は学校で一切使わないでしょうから、久々に日本語が話したくなったのでしょうかね?
私は、それよりさっさと片づけてもらいたかったのですが、マルチタスク出来ると言う事で、しばらくの間お付き合いしました。
なんでも、ルームメイトは昨日寮を出たのはいいですが、鍵を置いていかなかったらしいのです。もしかするとRAに直接持って行ったかもしれないので、聞いてみると言ってました。
そこから始まって、大学の他の学生の話になったんですが、一人で何もできない奴が結構たくさんいると言ってました。そのルームメイトもお母さんが来てパックアウトしてなんだしょうかね?息子が言います。
「いつも、母ちゃんに手伝ってもらってるから、何もできないんだよ!」だって。笑
「宿題も、自分でやんねーしよ!いつも、"これどうやるの?"って聞いてくるんだよな。俺なんか自分で全部調べて答えだしてるのにさ。うっざ!」だって。笑
正直この言葉が息子の口から出るとは思ってませんでしたので、そう伝えました。すると、「俺はまだ、自分でなんでもできる方なんだよね、皆なんか凄いよ!」と世の中のフレッシュマンがどんだけ甘ったれた事言ってるかを説明してくれました。
そこから、年下は苦手、何考えてるか分からないので。なので、友達はほとんどは年上だと言う事。(このセリフどこかで聞いたような・・・娘が同じこと言ってましたね)
そんな話をしながら、彼が自分の過去を振り返った時の話が、面白かったですよ。小さい時の自分は訳わからない性格だった。自分でも何考えてるか分からないような子供だった。子供によっては大人が言う事を良く聞いて理解できる子供がいるのに、どうして自分はできなかったんだろうと思うと。
と言うのも、大昔の彼は考えるタイムスパンが異常に短かったと。つまり、考えが浮かんでは消え、浮かんでは消え、それを文章にしろなんて、絶対に無理な世界だった。とにかく、次から次へと違う事を考えてその時間が本当に一瞬だったらしく、頭の中は忙しいだけで収集が付かない状態で、結局好きな事で収まると言うのです。
なので、やりたくない事は絶対しない、できない、でも好きな事だと出来る。・・・どこかで聞いたような?ADHD/アスペルガー?の特徴。でも定かではないけど、それはできないと言う事ではなく、自分の選択だったようにと思うと言っています。
これを息子の口からきいたとき、やっぱりあの手の病気って、最後まで眉唾よね~!と思いました。薬を飲ませる前に、一度本人と良くお話しした方がよさそうですよね。そして薬を飲ませるならば、うんと後からでいいと思います。
その思う理由は、今からお話しします。
「じゃあ、あんたはいつから お目覚め になったの?」と私が聞くと、
「それが面白いんだよね、ある朝すべてが変わったんだよ、周りで起きてる事、自分はどうしなきゃいけないか、、、そんな事が、その日にすべて理解できるようになったんだ。」
その時に、魂がやっと体の中に入ったんでしょうかね?笑 そんな印象でした。その時期っていうのが、遅い!なんと15歳の時と言ってました。遅っ!
それまでは、人の顔色も見れたかったぐらい、人間として鈍感で、人が何を考えてるかなんて全く分からない、気にしない。だから、皆に変なやつ扱いされて、分からないがゆえに、そんなのなんとも思わなかった。と言ってます。ただ、変なもの扱いされれば悲しいと言うのだけは理解できた。でもどうしてそんな扱いを受けるかは分からなかった。
その15歳の1日で、彼の世界がすべて変わったと言っています。
そんな事ってあるんですね~。長い間人間やってきましたが、こういうの聞いたことなかったんで、ここに書きますね。男のお子さんがいる方に参考になるでしょうから。
彼曰く、フランクフルトにいた時はガキ大将で、年下の子供を引き連れて遊んでたわけですが、今は年下が苦手と言ってます。なぜなら、今度は幼稚な考えをする人の事がわからない!と言ってますわ。笑
だから、子供の扱い方なんか、めっちゃ下手くそ!結婚して子供が出来たら、子供の事をわかってやれないんじゃないか?と言ってます。
自分が小さい時に持ってた感情と言うのが、思い出せないと言ってます。と言うか、感情は、寂しい、悲しいと言うおおざっぱな感情しかわからなかったように思うと説明しました。父親の事も昔は大嫌いで、いなくってもいい!と思ったくらいだったが、今はそんな事思わないし、普通に父親として見れると言います。
全く女の子と違う世界!息子も言ってます、女の子の方が小さい時は細かい感情とかよく理解できるし、マチュアなんだと思うと。脳みそのデベロップメントが違うのでしょうね。男と女では。
子供の時の自分の感情が理解できないものに、子供そのものが理解できるわかないでしょうから、それゆえに多くの男性は子育てが苦手。子供の事が分からない。男にとって幼子はエイリアンなのでしょうね。笑
ここに、男が子供を育てる仕事より、外で仕事する方が得意な理由がわかりますね。
たぶん、遅咲きの子供は息子みたいに、ある時ハッと気が付くんでしょうね。それまで抵抗して受け入れなかった情報を、一気に流し、自分の周りで起こってる事を瞬時に理解するのでしょうね。
そして、この時期を過ぎた16歳の夏、テニスチームのヴァーシティーには入れたかった事を機に、「よし、勉強に専念するぞ!」と思ったと言います。遅っ!この見事なスタートダッシュ!良く大学受かったなぁと思ってます。笑 知らないって、ある意味幸福なのかもな~と思うのであります。
こんなでしたから、最後までハラハラドキドキの母親だったのですが、今は、確認すると、「もうやった!」と言う返事が多いので、確認する回数も減っています。息子の管理はほとんど息子がしてますね、大学生ですから、当たり前と言えば当たり前ですが。。。
これを、「親離れ・子離れ」と言うのですよね。それは、ある時、突然やって来ます。心配いりませんよ~!
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