昨日の夕方に旅行から帰宅しました。
ウィスコンシン州とイリノイ州に住む主人の友達を訪ねる車での旅は、もうやらない!と心に誓うほど、長~い時間の運転でした。笑
私はいつものように、助手席で座ってナビなのですが、主人がおぼろげに覚えている地図と、地図を見ながらナビをしてる私の言う事が違うと、高スピードで運転してる中の言い合いになり、生きた心地がしないのでありました。笑
こんなアホ臭い事誰もやらんわな。っていうところに飛び込んでいくのが、アメリカンスピリッツなんだろうな~と諦めてます。
しかし、今回やってみて始めて分かったのか、「もう車では旅行しない」と主人も申しております。やってみないと気が付かないのでしょうね。アホは挫折感が一番の薬でございます。笑 このメソッドを息子にも利用しております。はい。
ところで、ウィスコンシン。意外に暑かったんですが、それでもテキサスに比べれば、うんと気温は低いので私には過ごしやすかったです。主人は最初の2日間のSturgeon bayで暑い暑いと大騒ぎでしたが、私にはほんの10Fの差が心地よかったし、湖から吹く風は涼しかったですよ。
今回、私達のお世話になった家の主は、全員がバツイチ独身男でしたので、男の中に女が一人でして、食事が酷い食事で参りました。どうして男の人って食事よりビールなの?って思いませんか?私は思います。
初めのSturgeon bayで泊まったB&Bの近くのアイリッシュパブ。これは結構おススメのパブで、食事も満足しました。
ここのコンビーフのサラダ、Kitty cobb saladは特に美味しかったです。グリーンサラダにコンビーフと卵とベーコンがどさっとのっかってる、ボリュームのある「ご飯サラダ」です。Sturgeon bayに訪れる機会があったら、お試しくださいね。
と、ここまでは良かったんですが、バツイチ独身男の家にお世話になるその後4日間は、外食しか選択の余地が無いので、毎回、外食、しかもBARばかり。Chicago style hot dogやら、Fish and chipsやら、Hot dog and Baked Beans+Potate Saldaやら、移動中のお昼はサクッとバーガーキングやら、タコベルやら。。。ゲーって感じのジャンクフードオンパレードでしたので、只今Detox中です。
今日は先ほど、玄米のリゾットと、アップルサイダービネガーで作った何とかと言う(名前忘れました)ディトックス用のドリンク。ビタミンB+C、コーヒー。今日一日は玄米だけ食べようかと思ってます。
しかし、アメリカ人の食事ってどうしてこんなに不味いの?外食するたびにがっかりするんですけど、その理由はどうやら1930年代のeconomic depressionにあるのではないかと、車の中で聞いていたラジオで思いました。
そのラジオで紹介していた、当時の給食メニューが、お豆のスープに、スパゲティー・トマトソース、ミルクってなんだか、超不味そう!って叫びたくなるコンビネーションなんですが、国が恐ろしく貧乏だったその時期に、ルーズベルト大統領の奥様、エレノアがホワイトハウスでも、当時のホームエコノミック(家政学)式(=安い食材で栄養価の高い食事)な食事を実践されたと言う事で、この味が良しと「無理やり」されていたらしいのです。
しかも、当時の味付けはいたってシンプル。外国のスパイスやニンニクはドラッグと同じような扱いだったらしいです。当時の家政学では、スパイス、ニンニクはアディクトしてしまうもの=悪いものとして考えられていたらしいです。なので、アメリカのトラディショナルな食べ物は味付けに問題があるのでしょうね。トラディショナルなサンクスギビングの料理がいい例ですよね。
しかもどう言う訳か野菜をくったくったになるまで茹でてからサーブしませんか?トラディショナルになればなるほど、不思議なご飯になるのがアメリカ?ビタミンが無くなるではないの!当時の家政学って科学的ちやうがな~!と思うのであります。
あのシンプルで味気のない、噛み応えもない食事の味覚が遺伝子に組み込まれているんでしょうか?だからアメリカ人の食うものは不味いのか?!そうだったんだ!と、腑に落ちるわけです。はい。
裕福な家庭(シェフ付き)で育ったご主人に、この、どうやって考えても不味そうな食事をGoodと言わせたエレノアは、主婦の鏡やわ~!と思ったのは私だけ?
文句言わんで食え!って感じがアメリカのご飯なんでしょうね。妙に納得。笑 (エレノアはフェミニスト(アメリカ式)=男に文句言わせない)
ちなみに昨今のアメリカの住宅のキッチンの写真を見ると、機能的なキッチンではなく、見てくれの良いキッチンが人気なんです。キッチンアイランドにガラストップのストーブトップ(コンロ)があり、換気扇は上にあるんじゃなく、コンロの近くの所についていて空気を吸い込むタイプの換気扇。
おいおい、昔っから良く言うでしょ?バカと煙は高いところが好きなんだよ!知らんのかいな?と思わせる、おしゃれな「見せるキッチン」が流行りなんです。アメリカの女性は料理しませんよね、共稼ぎがほとんどだから。。。
そんな機能的でない、美しいキッチンなので、汚すのもなんだからかと、外食する家庭の多い事、多い事。慣れない私には、なんでやねん?あんな不味いモノに金を出すなんて。。。しかも、オーガニックかどうかわからないし、味付けは濃すぎるし、よく食べに行く気になるなぁと不思議でしたが、こちらもしばらくアメリカに居て納得済みです。要は奥さん忙しすぎなのよ~。
前の家の近くにあったメキシカンレストラン、その界隈では有名でその高台からの景色、味共に良しとされてるらしく、そこへ近所の人と行ったのですが、どうも口に合わない、私。これならメキシコ人が作る家庭料理の方がはるかにヘルシーで美味しいだろうな~!って、思ったものです。
イギリスでも移民の作る料理が一番旨いと言うのは決まり文句ですし、英語圏の飯の不味さは有名ですものね。
移民様様と私は思うのです。。しかし、アメリカは、あまりそう思わないみたいね。笑