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正しいペットの飼い方~お国柄でそれぞれ/テキサス編

ペットの飼い方って、国によって、地域によってかなり違いますよね。

 

私達はハンナちゃんを連れて海外赴任を16年してきました。ドイツで3年、クロアチアで3年、日本で4年、オーストラリアで3年、そしてまたドイツで3年。まあ!ハンナちゃんも大変でしたよね。笑 マリアさんのお家で息を引き取るまで、18年。こんなに長生きできた秘訣は何を隠そう室内飼い。

 

ハンナちゃんは飼い猫人生のほとんどを家の中で過ごしました。たまに外に出したんですが、本人が嫌がりまして、室内で快適な人生を送ってました。

 

アメリカでは獣医さんに室内飼いを勧められます。その理由の一番は長生きするから。アメリカには猫ちゃんの天敵が多く、アライグマ、コヨーテ、マウンテンライオン ガラガラヘビなどと、猫ちゃんより体が大きくって肉食、または雑食の動物が多く、外に出る事でそれらの動物の餌になる可能性が高くなります。

 

しかも、アメリカは日本と違って狂犬病が撲滅されてません。リスなどの小動物が感染してる可能性も高く、そこから猫に感染する可能性だってあるんです。なので、医者の立場から言えば、外に出さない方が身の為よ~!ってところなんだと思います。

 

しかし、困ったことに猫ちゃんはテリトリアルな動物。縄張り張って生きていくのが習性な動物なんです。だから、外に出たいよ~!出してよ~!って飼い主さんは猫ちゃんから頻繁におねだりされる筈。当然ですよね。

 

これを防ぐには、避妊手術をする事なんですが、猫は好きでもその手術代が払えない!って信じられない暮らしをしてるアメリカ人も多々あり(スティーブとその彼女がいい例)、野良猫がどんどん増えてるのが現状なんですよね。(スティーブはそのため室内飼いを徹底してます)

 

市や町のヒューメインソサエティー(動物愛護団体)が口酸っぱくして言ってる避妊手術は、人間の勝手な思い込みや、経済的理由で施術されないケースが山とあるんですね。しかも、テキサスみたいにいろんな人が住んでるエリアは、猫を「ネズミ捕りマシーン」みたいに考えてる人も、多々あるんですよね。自分の庭で飼ってるネズミ退治用猫っていうのが存在します。いわゆる、バーンキャット(Barn Cat/農場の猫)です。

 

これを良しとして、なんと郊外や町中の普通の住宅地でやってしまう人がいるので、困りものなんです。どんどん、文字通り、子猫が増えちゃうんですよね。なので、ところによっては、動物愛護の団体が、野良猫を捕獲して、避妊をし、施術した証拠として耳の先端を切って、外にまた戻すプロジェクトがあります。こうすることで、増えすぎた子猫が餓死や病死、他の動物の餌になる事を防ぎ、可哀想な猫を少しでも少なくする具体的な対策としてされてきました。

 

私が野良猫に餌を無責任に与えないで!と言ってるその真の意味は、動物愛護団体の試みが、その行為によって無駄になってしまうからなんです。餌があれば繁殖するのが動物。可哀想な動物だと思ったら、まずは地元の動物愛護団体がどんなプロジェクトをしているのかを調べてみましょう。

 

その団体が、野良猫を捕獲、避妊手術をし、また外に戻すというプロジェクトをしていれば、まずそこに相談しましょう。ほとんどの場合は、無料で捕獲に来てくれるはず。

 

また、明らかに捨て猫だとわかる場合は、餌で手なずけて、動物愛護団体が運営してるシェルターに連れて行きましょう。私達も、ナッキーの時にそうしました。詳しくは私の過去のブログを参照くださいね。

 

ナッキーはもしかすると、野良猫の子供だったかもしれませんし、誰かが住宅地に捨てに来たのかもしれません。が、まだ小さく、冬が近づいてきたこともあって、私は自分の持ってる知識を最大限使って、捕獲に成功し、人間慣れさせ、シェルターの準備ができた時点でシェルターに引き渡しました。

 

最初は快適な楽しい暮らしから、シェルターの暮らしで、ふてっくされてた、ナッキーでしたが、2週間もしないうちにもらわれていきました。運よく、茶トラは人気の色らしく、すぐ引き取られたようです。今でも、元気にしてるかなぁ~してて欲しいなぁ~って思って思い出します。

 

ぶっちゃけ、ナッキーの時はお金がかかりました。と言うのも、シェルター側が、猫舎の拡張工事の為、受け入れを規制していた時期で、避妊手術してる猫しか引き取れないと言われました。

 

私達は、「じゃあ、うちで避妊手術代出すから受け入れてよ!」と交渉しました。その他、寄付金も100ドル払いました。まあ、ここまでやらなくってもいいとは思うのですが、捕獲→シェルターって思って捕獲しましたので、ナッキーの年齢8カ月の事を考えると、早い方がもらわれやすいでしょうから、強行したのですが。。。

 

リーフ君が行方不明になって消息を絶って以来、今思えば、ナッキーをキープするべきだったのかもな~って思います。あれも何かのご縁だったのでしょうね。今はシスター猫のラリちゃん一匹でちょっと寂しそうな感じがします。

 

 

最近のラリちゃん。お魚の形のタグからテキサスの形のタグに替えました。このタグはカレッジステーション市の義務なんです。どんなものかと言うと、カレッジステーション内のペットはこのタグをつけることを義務付けられてます。このタグは猫ちゃんのヴェトの情報とリンクしていて、マイクロチップや予防接種などの情報もこのタグの情報から分かる仕組みになっています。

 

もっとすごいのは、万が一行方不明でケガをしていても、発見者がヴェト(獣医)に診せやすいように、猫ちゃんは500ドルのサポートがもらえるんです。しかも、このタグの登録はたった15ドルで申し込めます。さすがカレッジステーション。世界ランキングでトップクラスの獣医学を誇るテキサス農工大のお膝元!このシステムすごくいいと思うわ~!(褒め褒めよ!)

 

テキサス州では、飼い猫の予防接種のタグを首からぶら下げる事が義務付けられています。万が一飼い猫がアニマルコントロールに発見され、タグをつけてなければ罰金の支払いを命令されます。

 

が、ほとんどの猫がタグなしで外に出てますね~!笑 アニマルコントロールが来る確率を考えれば当然かもしれませんし、猫にはあのタグデカすぎますよ~!考えてね!テキサス!なんでもデカけりゃ良いってもんじゃないし~~~!笑

 

とまあ、テキサスでは、ゆる~~~いルールの下、猫は飼われてるわけですが、少しの工夫で、少しの努力で可哀想な野良猫ちゃんが減るなら、やってみようよ!人間も!と思うのであります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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