男の子と女の子、全く違いますよね。それに個人の個性が加わりますから、同じ大学受験なんて考えられませんよね。
と、年子の親の私は思う。息子の時は、娘で力が抜けきった状態で申し込みでしたから、調べる時間が少なく、あっという間の合否シーズンでした。
それプラス、ジニアから始めたコンペティションで文字通り最後まで忙しく、ばたばた、ふわ~って終わったって感じです。
まず、あれだけ、「今、アンタの姉ちゃんの学校選びで忙しいから、自分でどの学校が良いかなど、インターネットで探しておきなさいね。友達に聞いてもいいし、先生に聞いてもいい。自分でちゃんと見ておくのよ!」
なぁ~んて言ってもやるわけないんですよね、うちの息子が。結局本格的に調べ始めたのはシニアに入ってからでした。娘の引越しが終わると、すぐ息子の大学選びが始まりました。息子の場合、娘と違ってPSATを受験した時にかなり詳しいインフォメーションを書き込んだのか、ソフォモアから大学案内が来はじめました。
その中で、一番最初に案内が来て、へ~と思ったのがコロラド・スクール・オブ・マインズだったんです。早い時期から印象的なお知らせメールでしたので、調べましたね、色々と。名前も聞いたことないけど、ランキングの上位に居ました。そのランキングとはROI College Rankingsです。要するに学費と将来稼ぐ高給料の差が大きい大学って事です。お得な大学って事ですね。
と言う事で、CSMは早い時期から申し込みを出しておこうと決めた学校でした。なんたって申し込み料金なしでしたから。アカデミックレベルも意外に高い学校でしたから、早めのアドミッションで申し込みタダ!ってなれば、申し込みますよね。
そして、必ず申し込みをする州立の大学。姉と同じくUT Austinと同じくエンジニアリングが良いと言われているA&Mに申し込みを早めにしました。州立の大学を入れる事は初めから決まってる事なので、この二校と、もう一校近所のUTシステムの大学を入れるか迷いましたが、本人が申し込みをしないと決めましたので、申し込みをしませんでした。
が、こんなとき子供任せにしない方が良いなと思ったのが、ここで、エッセイはUT Austinとシェアできるので、申し込みだけ出せばよかったかもと言う事です。
今でも、こんな時どうしたら一番良いのか?っていうのが良く分かってない私なんですが、この同じUTシステムの大学を申し込み、グランツなどの奨学金のディールを見てから、決定でもよかったんじゃないかな。と思っています。
もし、ここでUTはウエイティングになって(実際にそうなりましたし)、近所のUTシステムの大学に奨学金付きで受かっていたら、まずはこちらから通って、2年目でUT Austinと言う事が出来たと思います。
もちろん、UT Austinからいただいたディールによると、「近所の大学で1年間過ごし、トランスファーしてください」と言うオファーもあったので、申し込みを出していなくっても、そのプランで近所のUTシステムの大学と言うのもできたんですが、よくよく考えると、申し込みを出して、オファーを見てからと言う、お得コースがありましたよね!と後から気づくんです。
と言うのも、息子のUILサイエンス仲間の友達(女子)は、MITに受かったにもかかわらず、近所のUTシステムの大学にフルライドで進学し、今年はUT Austinにトランスファーしたらようです。ほら、こんな手もあるんですよね。賢いですよね。MITは合格したけど、あまりよいオファーが貰え無かったのではないかと想像します。
それに女の子ですから、初めは親元でって思ったのかもしれませんよね。うちの近所のコミュニティーに住む、アジア人家庭の女の子です。
フルライド1年間他のUTシステムで、トランスファー。そこでの成績に寄ってはトランスファー先でも何かしらのグランツがもらえそうですよね。お金をうんとセーブできるんです。私が子供たちの大学受験で大きく見逃したのが、このお金をセーブする方法。
ファイナンシャルエイドは、中流家庭で困ってない分、ローンしか貰えない、だったら、学力でグランツをゲットできるようにすればいいんですよ!自分の目指すランクより少し下げて、フルとは言わずとも、奨学金を貰うようにすれば、4年間でかなりセーブ出来るって事です。知らなかった~!
今どこも学費は高いですから、全額払ってでも行きたいという大学が無ければ、1年目なんてどこもそう変わりはないので、フラッグシップ校に入れなければ、奨学金をくれる同じシステムの大学からスタートでもいいんですよ。トランスファーが難しいと良く言いますが、これもステイト別だと思います。
日本語の匿名掲示板は便利でいいのですが、日本人の多いカリフォルニアについてだったりで、他の州はまた別ですから情報は必ず地元からと言うのが基本です。州立の受験も州によっていろいろ。掲示板の話を鵜呑みにすると違う結果になるので注意が必要です。
私も掲示板の情報のAPの取り方を鵜呑みにしたため、息子の成績表ではまりました。うちの高校では、APはできるだけ取ると言うのが基本で、APでAを取れないかもしれないから、レギュラーっていうのは、あまり聞きませんでした。APもレギュラーも同じとは言いませんが、UTを狙うなら、全てAPでウェイトした点数でGPAを上げ、クラス順位7%まで上げなければならないんですよね。
どこの州の高校もアメリカのシステムだから、同じだろうと考えてた私がはまった大失敗でした。しかし、どこの掲示板とは言いませんが、先輩の日本人親たちが、あれだけ説得力ある言い方されれば、信じてしまうよね。もう少し、どこの州でこんなエリアで、でも州によって違うでしょうからお確かめください!って言ってよ!って思ったのは私だけですかね?
自分の事、少しは話さなきゃ説明できないよね!と思ったのであります。不特定多数、完全匿名のHNも変えられる様な、掲示板は要注意です。できればメンバーズオンリーの掲示板で、コメントしてる人の状況が少しわかるような掲示板の方が参考になると思います。アメーバーの「アメリカ大学生の親の会」はおススメです。助かった!情報がかなりあったと思います。
と言う事で、他州とテキサスでは、なんとなく違うっていうのが分かっていただけたかな?と思います。海外から帰って来る時には気を付けてくださいね。州によっていろんなことが違いますし、学区でも違います。それがアメリカだ!
テキサスの州立は同じシステム内のトランスファーがさほど難しくないと思います。(知り合い皆トランスファーしてます)
うちの一軒先のインド人の同級生は、同じく、近所のUTシステムの大学に進み、初めのセメスターはGPA4.0と言う事ですから、ちょっとレベルが落ちる同じシステムの大学で4.0を取って、フラッグシップ校にトランスファーもできるんですよね。しかも、奨学金付き!どうですか?お得でしょ?笑
彼の姉もうちの娘の同級生でUT Austinなんです。つまり年子で学費をなるべく抑えたいのではないかと思います。こんな裏技をもっと早くから知っていれば、そうしたのに~!と私は思ってます。うちもお金がう~んとセーブできたはずです。
A&Mも今年は奨学金をいただきましたし、悪くはないのですが、姉弟同じ大学の方が、こちらも勝手が良くってね。笑 息子が同じくオースティンだったなら私たちはきっと今頃、ラウンドロックに住んでいたと思います。
と言う事で、大学受験はこんな裏技も良く熟知してないとダメですよね。目の前の物だけ見てると、考え付かないようなことがありますので、良く回りを見て、情報をゲットできる環境を早くから作っておく方が良いですね。
ちょっと、お金の話が先に来てしまいましたが、息子が申し込みを出した大学も少なく、CSM、A&M、UT Austinと、Rose-Hulmanの4校のみでした。
結果的にUTのウェイティングを除き、全て合格しましたが、エンジニアリングの学部プログラムで好評のローズハルマンも、結局娘と同じ理由でお断りすることにしました。奨学金のディールもいただいたのですが、どうやっても20K以上と学費が州立に比べると倍以上かかると言う事と、インディアナから私たちのいるテキサスは遠すぎると言う事。それと、息子が、いかにこの学校が田舎にあるかを聞いてきてしまって、ああ、もったいないけど、私達には向いてないのだなと諦めました。
最終的には、CSMとA&Mで悩みましたが、コロラドまで大学見学をしに行きまして、帰ってきて、A&Mにも見学に行きましたが、息子曰く大学が小さすぎる感じがすると言う事と、テキサスからコロラドまでのあの距離で、大学がものすごく遠くに感じるのが嫌だったみたいです。
私は個人的に、ゴールデンと言う小さな美しい街も良いし、なんなら引越しても良いなぁ~コロラドに、、、と思っていましたので、意外な答えが帰ってきてビックリです。やはり、まだ18歳ですよね。せっかく築き上げたものを置いてく勇気が無かったのだと思います。
で、SATのテスト結果で、Engineering Honorsと言うプログラムに参加させてくれるというので、A&Mはどうかと言う事になりました。A&MはUILのライバル校の子供(数学が一番できる子)もUTではなく、あえてA&Mに進学すると言う事で、意外にも秀才の集まる大学と言うイメージをゲットしたのか、はたまた、あの規模に圧倒され、ここならコネクションよさそう!と思ったのか、A&Mは考えてもいなかったけど、(彼は絶対UTに合格すると思っていましたのでw)満更悪くないかもなぁと思って、A&Mに決めました。
蓋を開ければ、なんとやっぱり先に話したように、UTとA&Mどちらも合格したけど、A&Mの方がディールが良かったから!っていう生徒の大良い事。良く聞く話なんです。やっぱ、そうなんですよね。エンジニアリングなら、どちらでもいいのです。しかもA&M太っ腹なイメージ。同じようなランキングの大学で、しかも、コース内容も簡単とは程遠いものですから、これで良かったのだろうね~と思っています。
しかも、エンジニアリングでは、最低でもマスターを取らないとエンジニアになれないと言う事ですので、その道のりは長く、最終学歴の事を考えれば、アンダーグラドの学校はあまり気にする事は無いのでしょうね。ちゃんと教えてくれる大学なら(Trump Universityみたいじゃなけりゃw)どこでもよいのだと思います。
まあ、本当にどこの大学へ行くかなんて、長い人生から見れば、大した事はないんだと思いますね。入学した大学でいかにライフスキルを学べるか、卒業してから、いかにそこで学んだことが役に立つか・・・となると、大学の施設やリソース、ブランド力云々も大事でしょうけど、これって結局本人次第で、それを利用しない、できない子もいるのよね。だから、どこの大学でも生徒次第。
なので、お子さんがどれだけ学んでこれる大学なのか?と言うのがやっぱりネックで、ランキング、大学の名に拘る事を捨てるところから入ると良いんじゃないかな。そうすることでその大学のコアな部分が見えてくると思いますけど。。。
要は、子供が楽しく勉強できる、そして自分の目的を見いだせるところを、探してあげると良いのだと思います。
まあ、IVYリーグなどに入れる学力と経済力があれば、そんな家庭に生まれた事が幸いなのだと思った方が良いでしょうね。現実的に見ても、中流家庭のアメリカの子がIVYに受かって進学って、まず、そうない話だと思っていいと思います。海外からと違って、アメリカ国内でコンピートですと、いろんな要素から見ても中流家庭からだと、学力だけで何とかなるとは思いませんでした。お家にお金があるかないかでも違いますし、裕福でもあまりに学力が乏しい子は無理でしょうしね。男女でも違いますしね。
中流家庭からIVYだと、やっぱりその生徒の素質を見られるんだと思います。息子の友達は学力もその他のタレントもありましたが、Pはウェイティングでした。進学しなかったところ見るとディールも良くなかったのか?と想像します。笑
毎年何人かIVYリーグに進学する子が居た高校でしたが、そんな子たちの、リザメーの凄い事。もう自分から行動的に早い時期から目的を掲げ頑張ってきた子ですよね。SATなんか満点でしょ?って感じですよ。また先生もそう言いますしね。
アメリカ国内でIVYやMITに興味があるなら、Valedictorian狙ってなんぼでしょ?って感じでしたよね。でも、そういう子供って毎年いるんですから、これも凄いなって思いました。やっぱり、高校卒業時点でどのくらいマチュアーなのかって問われる問題かと思います。
これに関しては色んな意見がありで、どうやったらIVYに入れるかなんてないと思いますが、最低のレベルがオニレベ!って思って間違えないと思います。笑 本当にしっかりしていて良くできるお子さんが、毎年IVYリーグに進学していきました。非の打ち所がないですよね、そういう子は。(見えてる限り?w)
うちの息子なんか幼過ぎて絶対無理でしたね。勉強はやればできるでしょうけど、輝かしい業績って積み上げていくもの、普段からの物の考え方に始まって、自分の欲しいモノ、したい事の分かるマチュアリティーが早めにできている子供、つまり、やっぱり遺伝かな?なんて思う今日この頃でございます。笑
うちは遺伝的にIVYリーグはムリ!笑 そんなことが良く分かる、帰国子女の大学受験でした!
海外赴任時に必要な予防接種や健康診断が可能な全国のクリニックを紹介しております。