サンクスギビングで子供達と話す機会があり、大学の様子や子供たちが苦しんでる部分などを聞き出すことが出来ました。
うちは娘の方はもっぱら一人のルームメイトの文句でしたが、スロースターター(遅咲き)の息子は、今までがテキトーにやって来た分、今苦労しています。笑
息子と娘の最大の違う点は、 しっかり度 でしょうね。息子は何事も怠け者が災いしてるし、性格的に細かくないので最後ではまります。今までは運よく助けの手が差し伸べられていましたが、そうそう運も良くないわけで、大きく失敗する前に 気付け!ボケ! と母は思うのです。笑
でもこんな、人に助けられて生き延びてきた息子ですので、情けは娘以上にもっている様です。例のメキシコ人のフレッシュマンのルームメイトに勉強教えたりしてるらしいです。
フレッシュマンのそのルームメイトは、メキシコの高校を卒業して息子の大学に進学したそうです。彼のお兄さんが先にアメリカに住んで、今はコントラクターの仕事をしているそうです。その兄がガーディアンになってるのだと思います。
メキシコの高校からですので、ステイタスは留学生なのかどうかは知りませんが、とりあえず、英語は話せるのでコミュニケーションでは問題ないみたいです。が、家族と離れホームシックで電話口で泣き出すこともあるそうで、そんな彼を見ていると不憫に思う息子は、あまり好きなタイプの人間ではないけど、見方を変えて接するそうです。
メキシコの高校からアメリカの大学で、アメリカってところが良く分かってない節があるらしく、息子もほぼインターナショナルスチューデントと言っても良い経験の浅いアメリカンなのですが、彼がくじけそうになると、色々とアドヴァイスしてるそうです。
例えば、彼がウツっぽくなって弱音を吐いている時は、「どこかクラブに入ったら良いさ、人と話をしないといけない。」とか、体が疲れるとか言えば、「運動したらいいよ。」(ちょっと、おでぶちゃんなんですって)とか、まあ、自分が良く母親から言われてる事を同じようにアドバイスしてるだけって言えばそうなんですが、そうやって、ポジティブに持っていかせようと努力をしてるみたいです。
一番大変そうなのは勉強の様で、彼はサポートを受けてるらしいのですが、それでも分からないところがあるらしく、それを息子に愚痴るらしいんですね。
話を聞いてると、さじ投げられた感が強く、「ああ、こいつ俺しかいないんだ。。。」と思うと、どうしても見捨てる訳にはいかず、教えるそうです。
アメリカの高校とメキシコの高校のレベルの差は知りませんが、基本的な事が分からない時も多々あるそうで、それを根気よく教えてるようです。もちろん自分が忙しい時は自分が優先にしてるとは思います。
そうやって、はじめは、「こいつ超変人!」と思ったルームメイトの事情が何気に分かってきたようで、なんとなくつかず離れずやっているそうです。昔からEQは息子の方が高めかな?と思っていたので、ルームメイトと上手くやるのは上手いみたいです。まあ、男の子同士って言うのもあるとは思いますが。。。
こんな日常の流れを、ヒューストンの彼の兄の家に帰った時に話したんでしょうね~きっと。ルームメイトにテキーラ欲しいか?と聞かれたそうです。笑 ホームメイドのテキーラでしょうかね?お兄さんがボトルをあげると言ってるそうです。まだ21歳になってない息子は、「お母さんに欲しいか聞いてみる」と返したそうです。そこまで酒が好きでない息子。
まあ、息子の方はルームメイトとなんとなく上手くやってるようなので安心しました。
問題は学業。笑
変に頑固なところがある息子なんですが、教授から全生徒に使う事を勧められている、インスパイア-というツールを頑として使いたがりません!本人曰くTI-89で全てはできる!あんな高いもの買う必要はない!って言ってるんですけど、息子はインスパイヤ-を使ってないせいではないけど、、、数学でAを取るのが難しいと言う事。あ~本当なのか???
教授には呆れられてるんだか、たいして良くないテスト結果だったのに、ある1問をパーフェクトに答えられたものがあり、そこになぜだか(総合点数が低いのに)Well Done!って書いてあったんですって。笑 これ、笑われてるんじゃない?って言ってやりました。「素直に俺の言う事聞けばもっとできるのにね~!」って事なんじゃ?って言いましたわ。
そんなこんなで、要領の良くない生徒な息子は今セメスターひょっとすると、マジでエンジニアリングオナーズをキックアウトかもしれませんね。そんな息子の裏技は、宿題をすべてきちんとやる事だそうです。いろいろ作戦を考えなければ、オナーズに残れないようですね。元々が天才ではないので。
息子のいるケミカルエンジニアリングは、高いGPAをキープするのが難しいメージャーらしく、今年も苦戦してますね。
先日、フォーを食べに行く会に来てくださった、日本人の奥様、お話を聞けばご主人はケミカルエンジニアリングの教授をやってらっしゃるそうで、その彼女も言われてましたが、ケミカルエンジニアに入るのは大変らしいと聞いて、ああやっぱり、息子は地雷を踏んでしまったのかな?って思いました。
もしかすると、本当にケミストリーつまりサイエンスの方から入った方が良かったのかな?って思ってます。まあ、今勉強してるケミカルエンジニアリングは好きだし、まずまずを保ってるって本人は言ってましたが、最後までわかりませんからね。
さあ、ケミカル・エンジニアリング・メージャーで、エンジニアリング・オナーズプログラムで生き残れるんでしょうかね?
ところでA&Mには各デパートメントごとにオナーズ・プログラムと言うのがあるそうですが、その他にUniversity Honorsといわゆる、オナーズカレッジがあります。私は不思議に思ったので息子に聞きました。
ケミカル・エンジニアリング・メージャーで、ユニバーシティー・オナーズとエンジニアリング・オナーズ・プログラム両方やってる子っているの?って聞けば、、、
「いるよ!そいつらが天才的に頭が良い!それこそ、教授の息子なんじゃないの?ってくらいいろんなことを知ってて出来る奴がいるんだよ!」(ってかそれ、勉強してるからなんじゃないの?とも思った私。w)
A&MってUndergradではあまりランクも高くない大学ですが、オナーズカレッジにいる子は凄く良くできる子が居るみたいです。どこの大学でもオナーズカレッジに天才的な生徒がいるのだと私は想像します。
そんな人たちと戦わなきゃならないから、どこかで気が付いて道を選ぶんでしょうね。そんなようなことを、例の不動産屋で、息子が合格していかなかったCSMを卒業した人が言ってました。「どこかで挫折を味わう時があるけど、そういう時はイージーに、そんなものだと思い、自己ベストを尽くせばいいと話してあげてくれ。」と、、、
そこまで来てるのかもね~この時期。。。と、ちょっと心配な私。笑 (ってかやっぱ、私には他人事?w) そうなるか、頑張るかも自分で決めた方が良いですものね。
と言う事で、息子は息子なりに頑張ってるようです。なので、「煩く言わないで!」って言われましたわ。笑 「いやいや、あなたは私のストレスの素やし、できるなら関わり合いたくないわ!」と心の中で私は思いました。笑