こんにちは、nodayaです。
先週末ウィーン4泊5日の旅に行ってきました。ウィーンは昨年の9月にも訪れたので、今回で2回目となります。旅の主な目的はアジア飯!ウィーン料理はそこそこに、各国のアジア飯をたくさん食べてきました!(東欧の国にはアジアテイストの選択肢があまりないので飢えるんです、、、!)
これで、東欧の国で駐在生活を始めてから今まで、私たち家族は合計7カ国8都市を訪れたことになります。
娘(2半才)の海外旅行歴が気付いたらすごいことになっている。
娘が小さいこともあり、予想以上に大変だったり、制約も多かったりしたけれども、得られたものもまた大きかったので、行って良かった!と思っています。
駐在生活は、ただでさえその国で生活することに慣れるだけでも精一杯、しかも子育ても重なると、家にいよ、、、ってつい引きこもりがちになりますよね。
慣れない生活に心身を削られ、日本に一時帰国することだけが唯一楽しみ、、、そんな気持ちになるのも分かります。
でも、私は声を大にして言いたい!
駐在生活中に、日本だけでなく、他の国・地域にも行くべき!!
と。
その理由は、
日本、駐在国、その他国に訪れることで、自分の問題解決能力が向上する
からです。
今回は、その理由について、ウィーン旅行を引き合いに出しながら、書いてみたいと思います。
理由1:3カ国以上滞在してみると、身近な違いの連続なので、常に自分の常識を疑うことが苦じゃなってくる。私は今まで、東京に10年くらい住んだ後、東欧の国の首都に住み始めました。今月で丸2年になりました。
当たり前ですが、東京と東欧の国の首都、違うところが沢山あります。見た目や言葉という分かりやすいことばかりではありません。
野菜の種類・質、普段着、仕事の仕方、夕食の時間帯、使う食器、子どもの接し方、、、
そういう「日本では、いわゆる常識すぎて、意識すらしなかった身近なもの」がすごく違う。
これらを目の当たりにすると自分の常識が、常識じゃなかったことに気づくんです。最初は驚いて、慣れるまでにエネルギーを使うけれど、駐在国で生活していくうちに受け入れるようになります。いつの間にか私の常識にもなっていきます。
で、ココまで来た時に日本でも、駐在国でもない、他の国に行くとどうなるか!
再び身近なものが全然違うことに打ちのめされます。違いに慣れたと思ったのに!
例えば、今回のウィーン旅行で、日本とも駐在国とも違うなって驚いたことは、
「人種の多様さ」
です。
どこに行っても、白人の(たぶん)オーストリア人だけじゃく、黒人、アジア人、イスラム教の人が街なかを当たり前に歩いている。何より驚いたのが、彼らの人種に関係なくある「ここに住んでる人」的な雰囲気。上手く説明できないのですが、一言でいうと「共存」かな。
駐在国にも、外国人はいます。あとロマの人も。でも、どこか、よそ者な雰囲気があります。ロマと現地の人の住む生活圏は重なっていない感じがします。生活しているレイヤー(層)が違うというか。もちろん、私たち外国人もそうなのかもしれない。
もちろん経済格差もその雰囲気を醸し出す大きな一要因だと思います。
とにかく、日本はもとより、駐在国である東欧の国とオーストリアですら全然違うんです。同じヨーロッパなのに!飛行機で1時間半でいけるのに!
駐在国に2年住んでみて、何となく外国やヨーロッパを知った気になり始めた私にとっては、衝撃的であるとともに、再び自分の常識を疑う機会になりました。
この経験から、私の常識なんてものはつねに疑ってかかるべきだ。ということを学ぶことができました。
もし日本と駐在国だけだったら、「私、海外すんだことあるし~知ってるし~おほほ」みたいなイヤミなヤツになってたかもしれません。
理由2:その身近な違いに対応することが、問題解決能力アップの訓練になる。さらに、駐在国、その他の国を訪れることで、その身近な違いに自分達でに対応せざるを得ない場面にたくさん遭遇します。それが実は問題解決能力の向上に役立っています。
ここではその身近な例として、「スーパーの袋問題」について取り上げたいと思います。
なんじゃそりゃ?と思うと思いますが、簡単に説明すると、
スーパーで買い物をした時にビニール袋がもらえるのかもれえないのか問題
にどう対応するか、という話です。
日本でも、ビニール袋が有料になっているスーパーも増えてきましたが、
数円払えばしっかりしたビニール袋がもらえますよね?
また、コンビにでは今でも当たり前にビニール袋に入れてくれると思います。
一方、東欧の国はというと、大体無料でビニール袋に入れてくれます。
が、すごく薄くてすぐ破れる。。。!!
あまり重いものを入れると、運んでいる途中に破けるという大惨事が起こったりします。
コレに対して、私は「マイバックand/orリュックで買い物に行く」と対応しています。
まあ、日本でもやってるよっていう人もいるかもしれませんが、理由はすぐ破れるからではないと思います笑。サバイバルです。
じゃあ、一方ウィーンはどうか。
ビニール袋、基本的にもらえません!!まじで!!
コンビニみたいなお店でも、薬局でも、です。もらえても紙袋か、有料の大きいビニールバック(値段高そう)。
これにはちょっと驚きました。そして、1回目のウィーン旅行では困りました。袋持っていかなかったから。紙袋かさばるし、雨降ったらどないすんねん。。。
さらに、アパートメントに滞在していたので、ゴミ袋用の袋も足りなくなるという事態に!
滞在中、娘の使用済みのオムツを密封する袋が足りなくなる恐怖に苛まれました。
この失敗を反省に、今回のウィーン旅行では、
「自宅からビニール袋とマイバックを持参する」と対応しました。
何がいいたいかと言うと、同じビニール袋問題でも、対応の仕方を変えている!ってことです。ちょっとの違いだけど。
こうやって、方々から降りかかってくる小さな違いや問題を、その都度自分で考えて対応することが、問題解決能力向上に一役買っているんです。
日本にいるだけ、または、駐在国にいるだけ、より細かい対応の変更を迫られるので、応用力が養われます。
理由3:その結果、ちょっとやそっとのことに驚くことがなくなるので、冷静に対応できる。以上のように、身近な違いや問題に対応しているうちに、ちょっとやそっとじゃ驚かなくなります。
その結果、たとえ問題が起こっても、心に余裕ができて、冷静に対応できるようになります。前よりはね。
日常生活において、特にそれは、自分または家族が体調不良に見舞われているときに、効力を発揮します。
旅行先で、熱が出た!下痢・腹痛で動けない!そんな頭も体もうまく働かない非常事態時に、対応策をひねり出せるかは、普段どれだけ問題解決能力を養っているかが問われる場面です。
ちなみに、今回のウィーン旅行の中盤で私が体調を崩しました。その際は、その日の予定をキャンセルし、日本から持ってきた風邪薬を飲んで、半日ホテルで横になりました。その結果少し回復したので、その夕方には念願の韓国焼肉を食べにいくことができました!プルコギほんっとおいしかった。
前の私だったら、昼間の無理やり予定をこなして、体調悪化させ、焼肉どころではなく、次の日以降完全ダウン、、、してたかも。自分の体調を冷静に観察し養生しつつ、外せない(韓国焼肉)ところは外さない。前よりはましに対応できたんじゃないかなと思っています。
まとめ、それでも、世界は広いと思うことしきり。それが面白い。以上、
日本、駐在国、その他国に訪れることで、自分の問題解決能力が向上する
ので、
駐在生活中に、日本だけでなく、他の国・地域にも行くべき!!
の理由を書きました。
私自身は日本、駐在国に加えて、他の国に訪れたことで、自分の問題解決能力は上がったなと感じています。
それでも、駐在国で生活してると、驚かされることもまだまだ多い!
昨日ちょうど、歯医者で先生に治療前にコーヒー薦められてびっくりしたばかりです。(笑)
改めて、世界は広い、私は知らないことばかりだなぁと思わされます。
不安になったり途方にくれる時もあるけれど、やっぱり面白い!って思う気持ちのほうが強いです。
そう思えるうちは、まだまだいろんな国・地域に行っていろんな経験したいなと思います。
それでは。