海外の同僚などとスケジュールを調整していると、
スケジュールがころころ変わって、客先訪問の日程などが決まらないときがありますよね?
そんな時、
“It seems your schedule is changing. Anyway, I will talk to the client.”
とメールを送っていませんか?
もしもあなたがこのようなメールを送っていたら、
相手に超失礼な印象を与えている可能性があります。
相手の意見に反対する際や、相手の意見と自分の意見が違う際に、
“it seems to me” “it seems that”から文をはじめることで、
丁寧に相手に自分の意見を伝えることができます。
ですが、”it seems”を全ての文の前につければ、丁寧になるというわけではありません。
特に自分が相手に何かを催促している際に使ってしまうと、
逆に嫌味にとらえられたり、相手に失礼な印象を与えてしまう可能性があるのです。
“it seems your schedule is changing.”
この言葉は、
相手のスケジュールが何度も変わって、客先とのアポがとれない、会議の日程が組めない、
そんな時に私たちが使ってしまう言葉です。
この言葉を使っている時、私たちの頭では、
「スケジュールがまだ決まっていないようですので」と、訳しがちです。
ですが、相手には、
「あなたのスケジュールは全然決まらないから」
といったニュアンスで伝わっています。
そのため、この発言は相手にUnfriendlyで失礼な印象を与えてしまいます。
「スケジュールがまだ決まっていないようなので」と言いたいときは、
“Since we have to fix the appointment by OO (日付), would you fix the date by OO (日付)”
(アポイントを〇日までにとらないといけないので、〇日までに日程を決めて頂けますか?)
といった表現をすることをおススメします。
この表現にすると、相手の状況を責めずに、
自分の状況(Since we have to fix the appointment….)と、
要望(Would you please….)を丁寧に相手に伝えることができます。
特にあなたの上司や客先に対して、
“it seems your schedule is changing”を使ってしまうと、
とても失礼な表現になるので、気を付けましょう。
英語には日本語のような形で「敬語」「丁寧語」は存在していません。
それを理由に、例えば、
“Your schedule is changing”や”it seems you are busy”のような、
簡単な言葉を話す際、私たちは意図をせずに失礼な発言をしてしまいがちです。
相手に何かを伝える際は、相手の状況を話すよりも、
自分が置かれている状況を説明し、その上で要望を丁寧に伝えましょう。
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