「会議でブレインストーミングになったけど、意見を出すタイミングがない」
「きちんと考えてから意見を出したい」
「外国人は何も考えずに発言をしすぎだ!」
外国人の同僚との会議でブレインストーミングになった際、
当時新入社員だった私は、当時こんな風に心の中で思っていました。
議論が白熱する中、やっと意見を出すと、
『あなたは英語が話せないのかと思ってたよ』と嫌味を言われる始末・・・
今日は、私と同じようなことを心の中で思っている方に向けて、
外国人との会議やブレインストーミングで、日本人が犯しがちな間違い3つを紹介します。
この間違いを避けるだけで、
外国人の同僚に誤解を与えることなく、意見交換がスムーズにできるようになります。
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この問題を解決する1番のポイントは、
「間違ってもいい、”ちゃんと”考えて発言をしなくてもいい」
ということです。
外国人の同僚やベンダーと会議をしていると、
いつの間にか急に参加者が意見をぶつけ合う、ブレインストーミングのような状況になることが少なくありません。
上司と常にコンセンサスをとり一貫した意見を出したいと思う私たち日本人は、
ブレインストーミングになってしまうと、
社内のコンセンサスが気になって意見が出せなかったり、
間違った意見を言わないように、
同僚と相談をしてから話したり、”ちゃんと”考えてから意見を出しがちです。
ですが、このような事情を知らない外国人は、
「なぜ日本人は問題解決のために意見を出さないんだ」
「何を同僚とひそひそ話してるんだよ」
「誰かと話さないと自分の意見は出せないのか?」
という印象を受けてしまっています。
一方で私たち日本人は、何も考えずに発言をする外国人を見て、
「何も考えないで意見ばかり押し付けてきて…」
と、フラストレーションが溜まってしまいます。
ですが、なぜこのような認識の違いが生まれてしまうのでしょうか?
会議の概念に違いがある
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外国人、特に欧米人にとって、会議は話し合いをして最善策を出したり、問題を解決をする場です。
そのため、彼らにとって会議中にブレインストーミングを始めて問題を話し合うことは、自然なことです。
一方で私たち日本人にとって、会議は、現状報告や、根回し等ですでに決めてあることを公的にする役割が強いです。
この違いがあるために、
外国人には、日本人は意見を出さず問題を解決を考えていないように映り、
日本人には、外国人は意見をごり押ししてちゃんと考えていないように映ってしまうのです。
そんな誤解を避けるために、私たちは3つのポイントを意識しておく必要があります。
ブレインストーミングで意識するべき3つのポイント
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会議の概念の違いから起こる行き違いをなくすためには、この3つを避けなければいけません。
黙っていて意見を出さない
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「また、始まった。英語でベラベラ話しているし、早く終わらないかなぁ」
「とりあえず様子を見ておこう」
「話すタイミングが掴めないな…」
なんて思っていてはいけません。
黙って意見を出さない、という態度が一番誤解を与えてしまいます。
できるだけブレインストーミングに参加しましょう。
まずは、誰かが自分と同じ意見を出したときに、
「I agree with him because…」という形で始めると意見を出しやすいです。
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ブレインストーミング中、隣にいる日本人と、
あーだよね、こーだよね、と話していませんか?
こそこそと日本人同士で話をしていると、
何か企んでいるように思われたり、
人に聞かないと自分の意見すらだせないのか、と相手に誤解を与えてしまいます。
日本人同士、コンセンサスをとって意見を出したいのもわかりますが、
会議参加者全員でアイディアを絞り出す、と意識して、
ブレインストーミングに参加してみてください。
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会議で行われるブレインストーミングは、参加者全員で考えて最善策や問題解決をする場です。
そのため”ちゃんと”(深く)考えて発言をしなくてもいいのです。
自分の考えを口にすることで、
自分の視点だけではなく、様々な人で議論ができ、
新しいアイディアや最善策を見つけ出すことができます。
深く考えることに問題はありませんが、
英語で議論が進んでいるため、考えているうちに議論が終わってしまうこともあります。
あなたが例え間違ったことを言っても責める人はいません。
より良い結果を導くために、まずは意見を出して議論をしていきましょう。
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外国人との会議でブレインストーミングになった際には、
まずは意見を出して、議論に参加していることを理解してもらうことが大切です。
そのためには以下の3つを避けなければなりません。
黙って意見を出さない日本人同士で話をする深く考えてから意見を出すこれら3つを避け、外国人の同僚に誤解を与えることなく、意見交換ができるようになりましょう。








