おはようございます。
津梁貿易の金城です。
先日日本からタンザニアに戻ってきました。
今後1年間くらいはタンザニアを拠点にビジネス展開をしていく事になるかもしれません。
さて、本日は意外な人気シリーズ「中国古典」「兵法三十六計」ついて書きたいと思います。
はじめは私の頭の中にあった事を書き出してたまに読み返そうと、自分自身のために書いていた事ですが、いつの間にかこのシリーズについてもメールが着たりします。
中国古典:兵法三十六計をまとめてみたい方はこちらをどうぞ。
中国古典:兵法三十六計
今日は、「関門捉賊」「門を関ざして賊を捉える」
原文は以下です。
小敵困之(敵が弱いならば、包囲して殲滅する)
剥、不利有攸往(逃がして追うほど、不利なことはない)
これは、以下の故事からの知恵です。
紀元前260年、趙軍は自軍が大軍であることを頼みに、白起率いる秦軍に向けて出撃したが、伏兵によって完全に分断・包囲されてしまいました。
白起はすかさず秦本国から援軍を召喚し、包囲を幾重にも固めたため、趙軍には一切の兵糧も届かなくなりました。
数十日間も兵糧が絶えたことで趙軍は敗れ、40万人という前代未聞の大人数が秦の捕虜となりました(長平の戦い)。
大量の飢えた捕虜にあてる食糧がなかった秦軍は反乱を恐れ、捕虜を取引材料とせず自国の奴隷ともせず、数百人の少年兵を除いて、欺いて連れ出して、ことごとく生き埋めにして殺してしまいました。
その結果、趙は急激に弱体化して戦国時代が収束する一因となりました。
これを大まかに解説すると、
この計略は弱小な敵を包囲して徹底的に叩くという計略です。
孫子にも「敵の十倍の兵力があるならば、包囲して殲滅せよ」とあります。
ただし、追い詰められた敵は「窮鼠、猫を噛む」勢いで反撃してくるので注意が必要ですが。。
それでは次回、この「関門捉賊」を応用した例をご紹介しますのでお楽しみに!
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