おはようございます。
本日は前回と前々回の記事の続きです。
まだご覧になっていない方は以下からどうぞ
ギリシャの危機①
ギリシャの危機②
前回までに、ギリシャの経済危機と、その影響をユーロ圏がどう受けるのかを記事にしました。
日本人の感覚からすれば、緊縮財政政策を前面に出して、徹底的に無駄を省いて財政を立て直そうとするのが常識かもしれません。
しかし、ギリシャはその道を取りませんでした。
5月6日の選挙では、「緊縮財政反対」のSYRIZA 急進左翼連合が第2党に躍進したのです。
選挙の結果、結局どの党も組閣に必要な数を確保できず、再選挙が6月17日に実施されることになっています。
もしSYRIZA 急進左翼連合が第1党になればどうなるのでしょう?
(ギリシャの急進左派連合(SYRIZA)のツィプラス党首)
SYRIZA 急進左翼連合は、EUにこんな要求を出すことでしょう。
つまり、「無条件で永遠に金を貸しつづけやがれ!」と。
しかし、17日に行われた世論調査では、緊縮財政政策を前面に出して国際支援を求める新民主主義党(ND)が支持を伸ばしていることが分かりました。
ユーロ圏離脱による悪夢のシナリオが国民に広がってきた証しかもしれません。
証券会社ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのマーク・チャンドラー氏は、
「われわれがギリシャのユーロ残留を予測している主な理由は、離脱ということになれば、今でも悪い状態がさらに悪化すると思われるからだ」
と語りました。
(ギリシャの新民主主義党(ND)のサマラス党首)
もし、ユーロが崩壊すれば、おそらく円が暴騰するでしょう。
そうなれば日本の輸出企業が大打撃を受け、日本経済に深刻な影響を与えることになります。
もちろん、ヨーロッパなどの経済にべったりなアフリカの経済もやばくなっているということになります。
差し引いては、私の会社にももちろん大きな影響を与えますし、この流れから誰も逃げ出せないでしょう。
大きな経済の話は一見自分のビジネスと無関係に見えるかもしれませんが決してそういうわけではありません。
リーマンショックから始まった金融不安、世界中の人と一緒に乗り越えていきたいですね。
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