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NO2478 個性を殺す日本社会(5)

朝市の果物売り場
9月15日 (1) 15日(日)晴。今日は最後の日曜日。朝市最後の買い物は石持の魚一匹。(10RM)日本人にはほとんど出会わず、逆にミャンマー難民らしき若者や家族で溢れていた。マレーシアの凧をお土産にというリクエストがあったので、ブリンチャンのハンドクラフトセンターへ。結局なかった。

 ブリンチャン方向の道路は見たこともないような渋滞。そういえば、日本同様昨日から3連休である。明日はMalaysia Dayとかで、民族を問わず、家族でミニ旅行をするのだという。そういえば、日曜日以外は店を閉めない我が家のオーナー家族もミニスーパーを閉め、二泊三日でペナンに出かけて行った。

 日本の学校が世界的に見て極めて画一的なのは文科省を頂点とする、徹底した中央集権的なシステムによる。文科省の「告示」でしかない「学習指導要領」という化け物が学校を振り回している。市町村教委や校長は口を開けば枕詞のようにその徹底を口にする。

難民らしき群れ
9月15 (9)
 教科書の一字一句の表現もこの要領に従うよう検定で書き直しを求める。そうして出来上がった画一的な内容の教科書を使うことを義務づけ、指導方法までマニュアル化する。私には圧力は及ばなかったが、手作り教材や学級だよりまで、事前に校長が点検する学校も増えているらしい。

 今大河ドラマは同志社大学の創立過程を描いているが、権力がその教育内容に介入しようとする構図は明治期も今も何も変わっていない。戦争の足音が近づくに従ってそれは強化される。こんなことをやっているのは社会主義中国、国定教科書の韓国くらいだろう。

 今静岡県知事が全国学力テストの点数の低い学校名を公表すると表明したのに対し、文科相が「好ましくない」などと言っている。裏事情を知る私から見れば笑える茶番劇だ。橋下市長流に「私が市民の信任を受けたのだから教育に介入するのは当然」三者とも同じ論理だ。

今日の昼食
9月15 (1)
 日本の学校が世界に例のない教務室、全校集会、学年集会、朝学活に終学活、先生方の朝夕(職員の終会が増えているらしい)の打ち合わせ、どれを取り上げても教師や生徒のはみ出しを許さないための装置でしかありえない。その方が楽だという教師もいるというから世も末だ。

 戦前から何も変わっていない日本の学校のおかしさにもはや誰も気づかなくなって、当たり前だと思い込んでいる。気づくころには、戦争前夜になっているのではないか。今はまだどんなに締め付けられても、個性を発揮し、自己主張する教師や生徒はいるだろう。

 私の生徒の中にも問題児扱いされていた某女子は私が提示した「卒業にあたって言いたいこと」という作文の中で「自己主張と我儘は違うと思う。私は自分を主張したかっただけ」と書き、最優秀生徒だった某女子も「いい子でいることに疲れた。高校ではやめる」と書いた。実践したかどうかはわからない。

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