柳津地熱発電所PR館
29日(火)快晴。今日は毎週金曜日にデモを組織している「なくそう原発新潟市民ネット」が企画した福島県柳津にある地熱発電所の見学と、新潟県阿賀町のメガソーラ見学のツアーに乗った。24名の参加、内男性は3名。まさに中高年の女性パワーを感じた一日。
往路のバスの中、自己紹介をやったのだが、何人もの活動家女性が活動ぶりを話す。全国的にも同じ状況があると思うのだが、それでも日本の政治が変わらないのは何なのかと思ってしまう。柳井地熱発電所は1995年発電開始らしいが、将来の可能性を感じた。
私にとっては2度目の見学だったが、発電所内部は見学できないというか、唯一見学可能なPR館の2人の案内嬢の他は発電所本館は巡回の職員を除いて無人なのだとの説明である。柏崎。刈羽の原発見学時の要員の多さを思い出すと、地熱発電所は安全だということ。
冷却塔と本館
案内嬢に2つの質問をした。「地熱発電所で周辺の温泉街の苦情はありましたか」「ありません」「この発電所の能力を拡充することは可能ですか」「可能だと思います」地熱発電所の素晴らしいのは、汲み上げた熱湯を蒸気に使った後、冷やして地中に戻すことだ。
こんなに地球にやさしい発電方法は太陽光も小水力発電もそうだが、素晴らしい。こんな素晴らしい技術を持ち、輸出までしてきたのに、今や総電力に占める地熱発電の割合は世界8位だと。理由ははっきりしている。原発推進のために抑えてきたということだ。
阿賀メガソーラ
さらに言えば、電力自由化(買い取り価格設定)や発送電分離さえできていれば、地熱発電や太陽光,小水力、風力発電がとっくに世界一のレベルを確保していたことは間違いないのだ。原発推進自民党や電力会社がその発展を妨害してきた歴史が今日を招いたのだ。
午後は阿賀町の太陽光メガソーラを見学。完成する前に見学した時の2倍に増えていた。説明によると、年間100万kwの発電量、原発一基分の発電量だ。周囲は工業団地の一角でまだまだ広がりそう。電力会社が原発を断念しない以上、自然エンルギーを増やすのみ。
帰宅してみれば、安倍がトルコへの原発輸出を確実にするために、国会を放り出して、トルコを6月に次いで再訪したという。国民の批判など全く眼中にない。野党も問題にしないし、マスコミも騒がない。一体日本はどうなってしまったのか。どこへ行くのか。
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