奥飛騨の紅葉
1日(金)快晴。娘から突然のプレゼントで、一泊二日で奥飛騨に紅葉狩に行ってきた。どこかへ行かなくてはと思っていたので、二つ返事で決定。昨日朝9時頃出発。北陸自動車道を富山経由で奥飛騨・中尾高原のペンション・チロリ庵に3時頃着。約300キロ。
着いてすぐ周辺を1時間ほど散策。焼岳、笠ガ岳が目の前に迫る。思わずNZの風景を重ねてしまった。紅葉は勿論である。およそ30軒のペンション村。夕食は飛騨サーモンの香草サラダに始まり、鮭のホイル焼きに飛騨牛の飛騨牛の朴葉味噌焼きにドイツワイン。
焼岳を背景に
焼岳の恵みだという貸切の露天風呂が3種。全部入ってみたが、湯につかりながら、初冠雪だという槍ヶ岳の雄姿を眺める贅沢さ。今朝はガイド付きで1時間半の紅葉トレッキング。木や野草、熊の生態の初めて聞く話ばかり。その後、ロープウエーで2100m地点まで登り、中央アルプスを360度のパノラマで満喫。西穂高岳から槍ヶ岳までの威容が目の前に。考えてみれば日本の紅葉と言えば同じ東アジアの韓国、中国にもない世界唯一の風景であることに気が付いた。欧州やNZにも紅葉はあるが黄色一色。韓国にはあるが日本には及ばない。
30日に原発関連で2つのニュースが流れた。一つは規制委員会が東電の建屋が吹き飛んだ4号機の使用済み核燃料の取出し計画を認可したと。4号機の問題はむしろ海外の専門家から危機感が伝えられてきたが、その実態はどうなっているのか。
使用済み核燃料1533本を取り出すにも建屋は勿論、燃料棒を吊り上げるクレーンが壊れて2年半も取出しができない状態だった。この本数は格納容器の中にある燃料棒の2・5倍の量だという。使用済み燃料というのは格納容器もなくプールの中に入っているだけ。
初冠雪の槍ヶ岳
7~8クラスの余震で、プールが崩壊するようなことがあれば今回の事故の汚染の10倍以上の放射能が放出されることになると。原発直後「最悪のシナリオ」があったというが、それがこの4号機のプールの崩壊で水がなくなり、燃料棒の溶融が始まる危険のことだ。
そうなれば、半径250キロの外側(横浜あたり)まで避難が必要になるほどの汚染が生じると。だから、早く燃料棒を取り出すことを最優先すべきだと、海外の専門家。2年半たって、ようやく来月半ばから始まることになる。それまで強い余震のないことを祈るのみ。
もう一つは、経産相がテレビ番組で「東電の破綻処理の選択肢はない」と発言。破綻処理をすれば「社債の返済が優先するから賠償支払いに影響が出る」などとふざけた屁理屈を並べ立てた。何兆円も税金を投入し、事実上国営化されたのにそんな理屈は通らない。じゃあ事実上半官半民だった日本航空(JAL)の破綻処理は何だったのだ。
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