お盆の様子
13日(水)曇り時々晴れ。毎朝歩いていると、必ず「おはようございます」と挨拶してくる小4くらいの男の子がいる。気持ち良くなって「おはよう」と返す。最近の日本では滅多にない光景だろう。親に会ってみたいほどだ。学校の道徳教育の成果では断じてない。
道徳を教科に格上げし、教科書も作って評価するなどという発想で国民の倫理観が高まるはずもない。現在にしても教科書代わりに配布している「心のノート」なる無駄な本の著者を見ると、大学教授や小中の校長など、教育現場で子ども達の実態を最も知らない人々。
民主党は対案で修正協議、生活の党は特定秘密法案に反対を決めたという。世論の反対の強さに態度を変更したということだ。動機が不純だが態度変更は結構なことだ。こうなれば、元々同じ穴のムジナの維新の会と修正協議を進め合意するだろう。「平和」を標榜する公明党は最後まで付き合うのか。
誰にも振る舞うのが特徴
これも自民党が潰すと思われた婚外子相続格差を削除する民法改正案を閣議決定したのは歓迎だ。自民党右派の西田昌二(京都選出、予算委で汚いヤジを飛ばし続けている男)等が中心になって閣議決定を引き延ばしてきた。戸籍法の改正は潰した。
最高裁判決が出てもそれに従わず、「日本の伝統的家族制度を壊す」などと事実とも異なる論法で潰そうとする。前号で紹介した宮沢・レーン事件で裁判所がどういう役割を果たしたか、特定秘密保護法の成立がどんな役割を果たすか、目に見えるようではないか。
地元紙「現場から問う」に昨日は新潟での朝鮮人強制連行の研究や県憲法会議の学習会などで共に活動した弁護士・金子修氏が登場し「法案では裁判や国会への秘密の提供については、最終的な判断は政府が行うとしている。三権分立が崩れかねない」と語っている。その通りだ。
人気の宝くじ売場
今までこっぴどく批判してきた小泉元首相だが、こと原発に関してだけは氏の態度変更を歓迎する。いよいよ本気のようで、自民党石破幹事長が「小泉氏の目指す方向は自民党と同じ」と発言した直後の講演会で小泉氏は「原発即時ゼロ」を明言。冷や水を浴びせた。
小泉発言が的を得ていると思うのは、2点ある。一つは最大の問題である最終的に出る高レベル廃棄物の処分場を確保できない事実。専門家は以前から指摘し続けているのに動かない。小泉氏の発言であ、そうなのかなどと思わせるマスコミの罪以外の何物でもない。
もう一つ「政治で一番大事なのは方針を示すこと。原発ゼロという方針を政治が出せば、専門家や官僚が必ずいい案を出す」それを安倍に決断を迫っている。確かにそれが政治の現実だ。小泉は「世論の力」まで言及している。安倍の態度を変えるのはこれしかない。
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