ミャンマーからの難民の若者
25日(月)曇り。今朝の新聞のトップ記事は共同通信社の世論調査の結果、特定秘密法案への賛成が45.9%、反対は41.1%と割れた、と伝え、見出しは「特定秘密法案賛否二分」とある。国民がこの法案の中味をどれほど知っているか、ほとんど知らないのが実態ではないか。
にも拘わらず、賛成が反対を上回ること自体変ではないか。設問を見ると、「機密を漏らした公務員らへの罰則強化を盛り込んだ特定秘密保護法案は、与野党間の修正協議を経て、今国会で成立する見通しとなりました。あなたはこの法案に賛成ですか反対ですか」
これではまるで、誘導尋問に等しい。機密を漏らした公務員・・がこの法律の趣旨でも内容でもない。その前段に「あなたはこの法案の中味をどの程度知っていますか」との問が必要だ。知らない人に賛否を問えるのか。マスコミ堕落の一端だ。特に最近テレビがひどい。
散歩途中に食べる木の実
ここ10年ほどの国民の政治意識の保守化は目を覆うばかりだ。それに大きな影響を与えたのは日本会議(戦後神社本庁などの宗教団体や自民党右派、財界などが立ち上げた団体)や新しい教科書をつくる会、自由主義史観研究会などの団体で、90年代半ばから勢力を伸ばした。
日本会議は最近では300名近い超党派の国会議員を擁するまでになった。この団体の本質はNYタイムズ紙「「ナショナリストの組織」イギリスのエコノミスト紙「旧日本軍の悪行への『謝罪外交』を否定するナショナリストシンクタンク」と言う見方が正しい。ネット社会にも進出している。
若者が大きな影響を受けているであろうMSN、Livedoor、Yahooのニュースの論調はほとんど、フジサンケイグループの影響を受けている。その他、池田信夫氏が主宰するアゴラなどの右派系メデイアの伸長も著しい。池田信夫氏は相変わらず原発無害論に忙しい。
アングリカン教会
私と全く正反対の意見を持つ人々の意見も聞かなければと、時々彼の「アゴラ・ライブドアブログ」を見ていたら、「日韓併合って何?」を見つけた。恐らく、彼の論調が今安倍政権及びそれに連なる人々の見解だと思われるので引用して紹介しておきたい。
「1910年、日本が韓国と結んだ条約で、韓国を日本の領土にしたことを言います。(略)韓国の人々はこれをなぜか『日帝36年』と言って,いまだに根をもっています。それは気持ちとしてはわかるのですが、少なくとも国際法上は(略)合意のもとに調印・批准された正式の外交文書です」
「当時の韓国では多くの餓死者が出て、100万人の韓国人が『日韓合邦』を求める請願書を出しました。勿論日本が善意で韓国を助けたわけではありませんが、韓国から『搾取』したわけでもありません。韓国の教科書は40%の土地を接収、生産された米の半分を収奪した」と書いてありますが嘘です。 つづく。
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