デモ出発前
7日(土)曇り。昨夜の金曜デモは「反原発」に限るとしてきた原則を破り、「秘密保護法粉砕」を絶叫した。石破はデモに恐怖を感じさせると言ったが、恐怖どころか2人の男性が近づいてきて「安倍は許せない」もう一人は「頑張って」とカンパを置いて行った。
とうとう稀代の悪法・特定秘密保護法案の成立を許してしまった。それにしても、自民党内から一人の造反者も出ないのには驚いた。自民党は「不自由自民党」と改名すべきだ。自民党の圧勝を許した時点で、こうなることは分かりきっていたが、これでは終わるまい。
安倍は憲法改正まで突き進むのは間違いあるまい。その意味ではこれからが正念場だ。マスコミは終盤になってやっと中身が分かったかのように反対を叫び始めた。遅すぎたとはいえ、その影響もあって反対意見は強まる一方だった。安倍はだから焦ったのだろう。
石破幹事長の似顔絵
8日付のしんぶん赤旗は宮崎駿、瀬戸内寂聴、ノーベル賞の益川敏英、元官房長官武村正義氏らのそれぞれ反対意見を紹介している。武村氏は「国民にやっと中身が伝わり、疑問や批判が起き始めている段階です。国民が知るべき情報がますます闇に葬られかねません」
益川氏は「基本的に科学は、情報を公開することで進歩するものです。廃案にするしかない」91歳の瀬戸内さんは「文筆家、宗教家、女性という自分の三つの立場から廃絶に向けてたたかう」と。反対や批判はどんどん保守層にも広がっている。断じて許せない。
安倍が今後打って出てくることが予想されるのは強引に圧力をかけた自民党の沖縄県連、さらには知事に迫って辺野古移設の強行、オスプレイの訓練地拡大、武器輸出3原則の事実上の撤廃、要するにアメリカからの要請にすべて応え、戦争参加への道を開くことだ。
デモ行進中
菅官房長官は記者会見で「施行までの1年間の間に国民の不安を払拭する」と述べたが逆さまな議論で、参院選の公約にも書かなかったことをいつの間にか持ち出し、これほど強引に通過させるやり方に悪意を感じる。薄ら笑っているかに見える安倍の顔は恐怖だ。
教育問題は後日に譲るが、経産省が昨日民主党が閣議決定までした30年代原発ゼロを否定し、新増設も否定しないばかりか、「重要なベース電源」とするとのエネルギー基本計画の素案を総合資源エネルギー政策調査会基本政策分科会に提示した。これも予想通りだ。
分科会の会長が三村明夫新日鉄住金相談役で事故前から原発推進の中心人物である。出来レースなのだ。こんな動きに騙される国民の責任が問われる。前内閣の閣議決定さえ簡単に反故にできるなら、私たちは解散に追い込み秘密保護法も廃止に出来るということだ。
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