長徳寺
14日(土)曇り後雨。今日は赤穂浪士討ち入りの日。新潟県新発田市は47士の一人、堀部安兵衛の出身地である。長徳寺に義士堂という47士の木像が収められているのだが、普段は見られず、一年に一回、討ち入りの日だけに公開される。お誘いがあり、行ってきた。
新発田は雪だった。10㎡もない小さなお堂なのだが、そこに木像がぎっしりと並んでいる。作者がはっきりしないが、唯一生き残りの寺坂吉衛門説もあるのだとか。天井や壁には相馬御風、会津八一、大倉喜八郎、果ては右翼玄洋社の頭山満などの書や絵画もはめ込まれていた。
団体は他の遺跡も回る計画だったが、私たちは失礼して市島酒造に立ち寄った。宮尾登美子の映画「蔵」の舞台になった酒蔵である。市島家は江戸初期に福島潟干拓で財を成し、最大2800㌶を擁した日本6大地主の一人であった。会津八一が市島家出身であることを初めて知った。
義士堂
私の知人のブログにもあったが、世界の首脳が南アの元大統領マンデラ氏の死を悼んで南アに集まっている時に我が国の首相は石原伸晃と中華料理店で会食中だったと。猪瀬後の知事選について密談だったともいう。マンデラ氏と真逆の政治をやる人物に相応しい行動ではないか。
国会も閉会中で、行く気があれば行けただろうに、安倍にはマンデラ氏の足跡もなぜ世界中の注目を集めるのかについての知識もなければ、共鳴する心も持ち合わせないのだろう。原発を売るためならどこへでも出かける、エコノミック・アニマル首相は恥ずかしい限り。
北朝鮮の張成沢氏の処刑には流石にショックだ。こんな国が隣国にあるという現実。この事件についても安倍は記者会見で役人のメモを読み上げる程度の非難しかできない。戦前の日本で似たようなことが行われていたわけだが、特定秘密保護法によって北朝鮮の世界が日本にも再来しかねない。
木像群
これも安倍政権の誕生で予想された通りだが、「原発を重要なベース電源とする。核燃リサイクルの推進(六ヶ所村の再処理工場やもんじゅの再稼動も諦めない)原発の新設も否定しないばかりか、原発の置き換えも認める内容の基本計画を来月閣議決定すると。
委員会のメンバーから反対派を外し、賛成派だけで固めるやり方で第三者機関を装い、国民の目をごまかすやり口はあらゆる有識者会議、審議会、小委員会の人選に共通している。これを大々的に問題にしないマスコミのだらしなさにも腹が立つ。
久しぶりに自民党河野太郎氏のブログを見て驚き、すぐにコメントに書き込んだ。「特定秘密保護法の成立を喜んでいる。原発にあれほどの見識を示しながら、この悪法に関しては「戦前のようになる恐れは全くない」これが自民党良識派の認識なのか!自民党に未来はない。
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