鳥屋野潟から見るサッカースタジアム
18日(水)曇り。今日は卓球で汗を流した。猪瀬東京都知事の辞任は避けられない情勢で、当然だとは思うのだが、彼を支えて当選させた自民党の動きに違和感がある。先頭に立って辞任を迫る勢いだ。自前の石原伸晃を担ぎ、政府言いなりの都政が狙いだろう。
5千万円程度の選挙資金を調達するなど、自民党のお家芸ではないか。無理やり引き摺り下ろそうとする背景に深謀遠慮を感じる。徳洲会マネーは自民党を中心に100人近い議員にばら撒かれている。「ミカドの肖像」の著者・猪瀬直樹は石原慎太郎に引き抜かれて政治の世界に入った時点で堕落したと言える。
今朝の新聞に「最終処分、国が候補地提示」との記事で、「活断層や火山活動のほか、地下水や地形の隆起の影響などを受けにくい複数地域を政府が候補地として提示。住民説明を経た上で複数の自治体に、処分地建設に向けた文献調査受け入れを要請するというのだ。
02年に全国の市町村を対象に公募を初めて11年、応募は高知県の東洋町だけで、それも住民の反対運動で文献調査にすら入れなかった。それを政府が選定するということは、強制的な土地収用か札束で住民の面をひっぱたくような方法でしか実現する見込みはあるまい。
東スポーツセンター
昨年9月日本学術会議が発表した最終処分に関する、従来の「地層処分」の妥当性を再検討すべきであるとの提言を無視するのか。この提言は御用機関である内閣府の原子力委員会が学術会議に依頼したことへの回答なのだ。マスコミはなぜこれを言わない?ただ政府発表を伝えるだけのマスコミならいらない
しかも、原子力委員会の依頼はあの大震災の半年前に行われたものである。それだけにこの提言には説得力がある。内容は後日に譲るが、あの大震災を経て、世界が「地層処分しかない」と結論づけたことに、日本においての妥当性に言及したものだからである。
人が近づけば20秒で確実に死に至るというガラス固化体は英仏に加工を依頼し、未返還の2650本、政府の方針通り使用済み核燃料を完全処理した場合に出る24700本のガラス固化体はそのまま地層処分できず、30~50年保管しなければならないのだ。
それも今の状況ではその保管は六ヶ所村の施設では間に合わず、新たに作る必要がある。最終処分地にしても今すぐに適地が見つかったとして建設まで30年、埋めた後に地殻変動や豊富な日本の地下水の問題を考えると、リスクが大きすぎ、地上で千年単位で保管する方法を考えるべきだというのが学術会議の提言なのだ。
欧州とりわけフィンランドなどの北欧諸国の地盤は古く、十数億年は動いた形跡がないというのに比べ、日本のどこにそんな地盤があるのか。巨大地震によって、埋設したガラス固化体、金属容器、粘土層の破壊や破損、ステンレスも1000年以上腐食しないという保証はないというではないか。
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