10日(金)大雪予報なのに午前中は快晴。午後は雪がチラチラ。外気温は1度。東京都知事選はどうせ自民系だろうと思っていたが、少し様子が違ってきた。私としては宇都宮建児氏に当選して欲しいが、とにかく脱原発を言わない候補は落とさなくてはならない。
細川氏は政界からの引退後、陶芸家や震災後は脱原発を主張し、森の頂上プロジェクトの理事長として活躍する動向には注目してきた。昨年は南相馬市で行われた同じ植樹祭の会場で偶然一緒に植樹することにもなった。元々は保守だが、今安倍政権との対峙に必要なのは保守のリベラル派だ。
安倍政権の暴走を止めるには、過半数の国民が一致できる脱原発の問題で、安倍政権の政策に反する候補を当選させなければならない。石原慎太郎は田母神を支援するそうだから、極右の票を出来るだけ集めてもらって、保守が分裂すれば宇都宮氏にもチャンスはある。
一部マスコミは選挙の争点をオリンピックだなどと言い、7年後に細川氏は80歳を超えるから無理では、という言い方で舛添氏に肩入れしようとしている。ふざけてもらっては困る。オリンピックなど行政の役割は選手の育成支援や大会が安全に行われることに限ればいい。
引き受けてしまった以上、返上するわけにも行くまいから、最小限の予算でコンパクトな大会を目指せばいい。それで国際的な評価が下がることなどない。石原はオリンピックに「国威発揚」の意識しかないだろうし、騒いでいるマスコミは金儲けの片棒を担ぐだけ。
それより、社会保障や待機児童、貧困の問題など課題は山ほどある。石原が壊し続けてきた教育現場の問題もある。なにより、東電の筆頭株主である東京都が脱原発に向かって東電の解体、発送電分離の促進、自然エネルギーの推進などの改革の見本を示してもらいたい。
東京の遷都もしくは分散論を潰したのも石原慎太郎だった。なんだかんだ言っても、東京にはまだまだ魅力的な江戸時代の風景が残っている。もうこれ以上、池波正太郎が愛した下町の風景を破壊して欲しくない。ビルだらけの東京なんて行きたくもないし、魅力もない。
千葉商科大学の橋山禮治郎氏(公共政策論)はリニア中央新幹線は「国家百年の愚策」だと言っている。そもそも需要が無い。人口減少の時代。座席稼働率60%前後の東海道新幹線と競合する。建設費が莫大(9兆円)で採算が合わない。しかも、電気を食いすぎる。
今ある新幹線の3~5倍、自然環境への負荷、在来線の衰退、ルートの大半が地下40メートルで事故の際の救出の問題もあると。このリニア計画は関西電力が推進役だったが、東日本大震災で断念とも言われながらいつの間にか復活。オリンピックがその動機だろう。国土を汚し、金儲けしか考えない政治などいらない。
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