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NO2595 この国をどこへ連れて行くのだ(2)

KLのレストラン
3月10日 (100) 12日(日)曇り時々雪。 スリランカからの留学生Rさんはその後も時々我が家に来て、夕食を伴にしたり、出かけたりしている。会話は片言の日本語と英語で十分通じている。彼女も来月中旬には帰国するので荷造りを始めたようだ。郵便局のSAL便を紹介してやった。

 彼女はすっかり日本食のファンになり、カレーライスやわかめ、サトイモ、牛蒡などを美味しい美味しいと食べてくれる。帰国荷物の中に日本のぬいぐるみ、わかめやカレールーなどが入ったよう。日本を好きになって帰国してもらうのは私達の願いでもある。

 安倍政権の教育政策の改革は危険な面に満ちている。例えば前号で紹介した免許制度にしても、教師の力量を上げるためではなく、いかに教育統制の一環として、どう効率的に教師を管理するかという狙いが見え見えだからだ。ドイツの制度と比較すれば明白だ。

豪華な料理
3月10日 (99) ドイツではすべての教員志望者は大学院で修士課程修了を条件としている。その間、インターン制度があり、現場で教育実習が繰り返される。その後、教員資格試験があって、合格した者だけが教師になる。教師になった後の任地、教育内容の自由も保証されている。インターン制度の導入は検討されてもいいが、今の政府下でむしろ危険だ。

 ドイツの中央文部省は戦後廃止された。今は独立している各州の教育政策を摺合せ、著しく不公平にならないよう調整する機関はある。日本のように「公平」を建前にして、教科書を事実上国定化し、画一的・注入的な教育を考えたり、競争原理を生徒や教師に課す方向とは全く違う。

 例えば日本も戦後30年代の初めまでは教科書は自由発行・自由採択であり、社会科の教科書などは26種類も発行されていた。今や8種類(これでも9教科の中で一番多い)になった。理由は簡単、文科省が教科書検定を強化し続け、基準に合わない教科書を事実上倒産に追い込んだからである。

これが普通?
3月10日 (97) ドイツを始め、欧米のほとんどの国は自由発行・自由採択であり、私が見学したベルリンの中学校、高校では教師が教材を指定して買わせるか、教師が人数分コピーしたものを教室に持ち込んでいた。勿論、教科書を使うか使わないかの自由が教師に保証されている。

 日本の教科書の検定の厳しさは北朝鮮、中国並み(韓国も国定)で、今でさえ、異様なのに、今度の自民党案では「書くべきこと」を指定して、政府見解を書かせ、書かなければ検定に合格しない仕組みを作り上げようとしている。要するに国定化が最終的な狙いであろう。

 これほど権力が教育内容に介入する仕組みを持っている民主主義国はない。学習院大の佐藤学氏は安倍政権のいじめ対策は「いじめ問題をてこに教師と教育委員会を管理統制し、さらには子ども達を厳罰主義で押さえつけるもの」だという。これも戦前回帰ではないか。

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