夜市の風景1 30日(木)快晴なのだが20~21度で部屋にいると寒い。朝粥トレッキング。私の星に関する知識は皆無に等しいので、詳しい人からあれが明けの明星(金星)、あれが南十字星だと聞きながら歩く。日本でこれほど金星は大きく明るくは見えないだろう。星座見たさにキャメロンに来る人もいると聞いた。
今日は中国新年の大晦日にあたるが、特別変わった様子はなかった。マレー系やインド系には基本的には無関係だから?店を閉じるところも多いからと、野菜など買いだめしている人もいた。私たちもジャガイモ、玉ねぎ、レンコン、ニラ、ひき肉等を買い置く。
超党派議員64名でつくる「原発ゼロの会」の動きが久々に報じられた。「政府のエネルギー基本計画」が原発を「重要なベース電源」と位置づけ、今月閣議決定するはずだったが都知事選に不利と見て、決定を先延ばししている事に対して、ゼロの会は計画の撤回を求めた。
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この会は自民党から共産党まで9会派のメンバーで構成され、共同代表は自民党の河野太郎氏だ。基本計画の撤回を求めるだけではない。原発の新増設、原発輸出は認めない、使用済み燃料の再処理も認めない、40年廃炉原則の厳格適用、原発ゼロへの道筋の明確化。いずれも私たちが要求してきたことだ。
河野氏は記者会見で東電について、「法的処理を行い、経営責任、株主責任、金融機関の貸付責任の明確化、破綻処理を要求する」とした、さらに「自民党内にバリバリの電力寄りの発言をする議員がいるが、選挙でお金が関わっている」とまで言い切った。
大島氏の話に戻るが、バックエンドコストは下手をすると、原発によって生み出される利益を上回る可能性があると。今現役官僚が書いたという「原発ホワイト」という本が話題になっているという。04年にも現役官僚による「19兆円の請求書」という怪文書が出た。
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「止まらない核燃料サイクル」という副題がついており、今ネット上で全文が読める。内容は「このままプルサーマル計画が続けば、19兆円をつぎ込み、電気料金や税金に化けて、国民にツケが回るという、核燃サイクル政策が無用の長物になったという告発文だった。
将来のエネルギー政策に危機感を抱いた若手官僚による勇気ある告発で、事務次官も黙認していたとも言われるものだが、原子力村や電力族の政治家の巻き返しで闇に葬られ、次官をはじめ、関わった官僚たちは追放されたという。この請求書で最大の項目は再処理費。
19兆円中11兆円を占めている。大島氏によれば、これがバックエンドコストの全てではないという。端的に言えば、青森県の六ヶ所村の再処理施設だけを前提にした計算で、この施設がフル稼働しても、もう一か所施設が必要だし、もんじゅも計算されていないと。今回の事故のことを考えれば、19兆円で済む話ではない。
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