朝市は楽しい
13日(木)晴れ。朝粥トレッキングは18名。今日は二組の来客があった。一人は東京のOさん、もう一組は納豆づくりを教わった静岡のOさんご夫婦。お昼もUncle Chowでご一緒した。お互いロングステイ経験者なので、自然と今までの経験話の交流になる。
海外にいると新聞もなし、テレビはNHKだけだから、余計な情報は入らない代わりに、自分で情報を探すことになる。いいかどうかは別にして、精神的にはいいようだ。NHK経営委員の百田氏が都知事選で田母神以外の候補を人間のクズと発言したことを安倍が弁護している。安倍らしい理屈で。
「ある夕刊紙は私のことをほぼ毎日『人間のクズ』と報道しているが私は気にしません」と発言して、百田氏の発言を弁護したという。首相は最近とみに居丈高になってきた。これに対し,名指しされた日刊ゲンダイは「嘘つき」とは書いたが、クズとは書いてないと、反論しているのが面白い。
ダックの丸焼き
同じ日刊ゲンダイの電子版で京大の小出裕章氏が最近の福島の現状について、いよいよ深刻になっていると。メルトダウンした原子炉は冷やし続けなければならず、汚染水は増えるばかりだと。自分が提案した汚染水をタンカーで運び出して柏崎刈羽発電所で除染する件や遮蔽壁も提案したのに否定されたと。
今になって棟土壁の案が出ているが、全ては後手後手で、仮にチェルノブイリのように最終的に石棺にするとしても、メルトダウンした燃料を取り出す必要があり、その目途は全く立っていないと。石棺にしたチェルノブイリは27年経って、コンクリートの腐食が始まっているとも。
そういうまともな危機感を表明している学者がいると思えば、安倍内閣は再稼働どころか、茂木経産相などはリプレースなどという言い方で、今ある原発の後に新たな原発を建て替えることを認めるかの如き発言。これは新設と言わず、リプレースというのだという。
10RMの古着が人気
詭弁以外の何物でもない。こうした政治家の動きをヨイショする原子力村の復活の動きも急だ。NHKの番組に露出している澤裕昭氏。元経産相エネルギー政策課長を経て今は東大先端科学センター教授の肩書だが、一貫して政府寄りの発言を繰り返している。
先日政府が承認した東電再生計画を全面的に支持する解説を日経ビジネスオンライン上で展開している。その中でこの再生計画に批判的な新潟県の泉田知事を批判し、一方で株主や金融機関の責任を問う声を非難し、電力安定供給を理由に原発のリプレースも主張。
柏木孝夫、長年、エネ庁で原発推進の中心にいた人物で、現在東工大教授も同じ紙上で小泉元首相の「即原発ゼロ」論を無責任と非難し、廃棄物は簡単に処理できるとか、太陽光や風力は天候に左右されるとの陳腐な議論を展開し、電力族の国会議員に吹き込んでいる。
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