ブリンチャンの夜市
16日(日)晴れのち曇り。昨日は朝粥参加を見送り、二人でブリンチャンの夜市に出かけた。ブリンチャンまで1時間、そして夜市を50分ほど歩いた。私は人の動きを観察するだけで十分楽しいのだが、家内は私より好奇心旺盛なので、何でも挑戦しようとする。
焼きモロコシを一本2.5RMを2.0にまけさせ、歩きながら食べた。食べ物の屋台と衣類関係が大半を占めるのだが、どこから人が湧いて出るのか、ごった返している。往復を流して中華料理店に入り、レモンチキンと土鍋を頼んだ。〆て48RMだから約1500円。
野菜売り場
帰りはバスの予定だったが、時間が不定なので、結局歩いて帰った。7時半でやっと日暮れだ。先日見つけたパブに寄ってみた。イスラムの国と言っても観光客は酒を飲みたい人がいるはずだから、パブがあっても不思議はない。客の大半は白人、中国人が一人に私達だった。
開放的でなかなかいい雰囲気だったので、週一回くらい来ようかということになった。久しぶりにシンガポールのアンカービールを頼む。小瓶が1本10RM(320円)だから、昼間レストランで飲むのと変わらない。白人は昼間けちっているのに、こういうところでは散財する。
今朝の朝市は日本人で溢れていた。日本語があちこちで飛び交う。事務局長さんの話では200名近くになっているのではとのこと。それでも今年はゴルフ場が全面改修に入ったので、来るのをやめたという人もいるという。半分以上はホテル住まいのようである。
家内は現地の人に誘われて、数名の日本人とタナラタの婦人会の会合(食事つきらしい)に出かけて行った。私は終日家にあってネット上のニュースや論文をチェックしたり、Youtubeで落合恵子、佐高信、広瀬隆氏などの反原発集会での発言などを聴いて過ごす。
夕食は2品
元経産省官僚の古賀茂明氏が時々面白い記事を書く。日本のエネルギー政策は世界の中で孤立し、時代遅れだと。その証拠に、例えば米国GEのイメルト会長は12年に「原発は高くつきすぎて、正当化するのは非常に難しい」GEは言うまでもなく、世界最大のエネルギープラントメーカー。
それに次ぐドイツのシーメンス社のレッシャ―会長も福島事故直後「原発事業からの全面撤退」を発表したし、世界銀行総裁も「原子力への投資は行わない」と宣言したそうだ。それを裏付けるように、欧米の自然エネルギーへの投資は凄まじく、日本の日立、三菱、東芝は到底及ばない。
それに焦ったか、先日「三菱・日立パワーシステムズ」という会社が立ち上がり、火力発電の立ち遅れに巻き返しを図る動きが出てきた。欧米が止めた原発の売り込みに狂奔し、再生可能エネルギー分野への参入が大きく遅れていると。このままでは日本はこの分野で後進国になってしまうと。推進派の読売、産経がこのニュースを大きく取り上げていることを皮肉っている。先見の明の無さ。
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