27日(木)快晴。スリランカも2か月以上雨が降っていないという。毎日、目いっぱい動き回っているので、ブログを書く時間がない。おまけに夜、お酒を戴いているので、飲んだ後は寝るだけである。Rさんの家での多彩な2日間を記憶にとどめておきたい。
昨日の朝は魚市場に連れて行ってもらった。小さな漁港だが、数十隻の漁船が停泊しており、水揚げされた魚を無造作に岸壁に並べ、個人交渉で買っていく。日本では数十万円、或いは百万円もしそうなマグロが8000円だという。私は小さい鮪を4匹で250ルピー。(1.6倍する)
Rさんの友人や親戚が20人以上も集まった。子ども達7~8人と一緒に13キロ離れた海岸に行く。インド洋である。ちゃんと水着を着て入っている人もいるが、ほとんどは服を着たまま海に飛び込んだ。この海岸も04年のスマトラ地震による壊滅的な打撃をうけたと。
Rさんの家は海岸から10キロほど内陸に入っていて難を免れたらしい。帰って、近くの小中学校に行ってみた。生徒数500人の中規模校。一クラス40人。教員数は30名ほどだという。カメラを持って近づいたら、恥ずかしそうに逃げること近づいて手を振る子。
概してシャイな子が多いという。恐らくこの村始まって以来の日本人の来訪だったのではないか。夕食に天麩羅を用意する約束で、家内はエビや野菜の買い出しに出かけた。私は寝不足で昼寝。夕方から揚げにかかった。カボチャ、玉ねぎ、オクラ、エビに小魚。
私はマグロを一匹分は刺身(誰も手を出そうとはしなかった)、残りはムニエルにした。(こちらは天麩羅と共に全部売り切れた。もう一品、Rさんの希望で日本のカレーライスも。こちらも予想外の好評で、ほとんど売り切れた。レシピを聴く人もいたほど。
こちらの料理は全てが薄味で、日本人には物足らない。ただ、辛いのだけが特徴。私たちのことを思って、極力辛くない料理を揃えた気配もあった。当然のことながら、彼らは子どもから大人まで手で食べる。ナイフやスプーンも私たちのために用意した感じだ。
一番驚いたのはみずで、水を頼むと水道の蛇口の水を出す。訝って、失礼にも「大丈夫なのか」と聞いたら。父親が私を外に連れ出し、井戸を見せた。7メートルの掘ってあると。それを2階ほどのタンクに汲み上げ、ろ過して水道式に落ちるようになっている。
他の家もそうなのかと聞いたら、井戸は共同で堀り、数戸で分配して使うという。この家は単独だと。美味しくて、安全な水であるわけだ。お蔭で洗面や歯磨きも日本と同じ感覚で過ごせた。英語を話す人が何人かおり、会話に不自由することはなかった。
続きを読む