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大学決定の裏話

美術専攻の学生にとって、どこの大学が自分に一番合っているか?と言うのはとても重要な事だと思うのですが、その質問を自分自身に問いかけて、結論を出すのは意外にも難しいものです。


特に、18歳くらいでは、やっとなんとなく世の中の仕組みが分かって来たところで、ひよこクラブちゃんなのですよね。これから4年間勉強するところ。。。。となると、学校選びは難しいに決まってます。


普通のお勉強なら、コースも似たようなものでしょうし、より取り見取りでもあるでしょう。しかし、美術はそもそも自分のタレントで勝負なところがあるのと、学校のカラーが全面にでてきますので、選り好みするには、自分を良~く知っていないといけないわけです。


娘が合格をいただいた3校を見ると、それぞれに違った「カラー」があります。


学校のカラーを構成する要素は色々でしょうけど、場所(ロケーション)は美術学校にとって、大きなファクターのような気がします。私はニューヨーク、LAなどの大都市で勉強するのが刺激的で良いと思っていました。アート専攻の学生が就職もしやすそうですし、なんたってあのエネルギーに、若いのなら憧れるはずと思っていました。しかし、娘はNYが苦手と言いました。驚き!何で?と聞くと、「せわしない」{汚い」「疲れる」とかえって来ました。あそこで、4年間暮らす自分が想像できないようでした。


シカゴは主人の生まれた土地ですし、私も良く知っているので、娘も安心感があるようでした。シカゴの人とは話が合うから好きだといっていたくせに、こちらもどこか、自分にしっくり来なかったようです。


その原因だと私が思ってることがあるのですが、ナショナルポートフォーリオデイの時にシカゴの学校のアドミッションの方に質問攻め(ほぼ面接)にあったのはいいですが、娘が全く答えられなかった質問が1つありました。娘の好きなアーティストは、モネだと言ったら、その方が、「どうして、そんなに古い作品がいいと思うの?」と質問され、答えられなかったそうです。娘は「好きだから」じゃ行けないのか???と思ったらしいですが、墓穴を掘りたくないので、答えなかったそうです。アドミッションの方いわく、「今の教育がいけないんだよね。だから答えられないんだ。」と言うような事をおっしゃったそうで、は~。と思ったそうです。シカゴの学校ははコンセプショナルアートの学校なのであります。


私は、なんて面白いアプローチだろう!と思ったのですが、娘は違うと思ったのでしょう。好きだから好きでいい。言葉にしたら、アートなんか要らないじゃん!と言うのが彼女の意見。と同時に、なぜ言葉に出来ないのか?と考えると、まだまだな自分がいるのが分かったのかもしれませんね。笑

それと、ものの考え方を矯正させられるのでは?と言う恐怖感もあったのだと思います。私はそうは思ってません、そんな風に美術の学校は教えないと思うからです。たぶん彼女が知らない世界なだけなんだと思っています。それを勉強しに行くところが、この大学だと解釈しました。しかしながら、娘が選んだのが、UTです。もちろんこのアートスクールもとても良いと評判です。でも、折角シカゴの学校に受かって、UTにするの?と言う疑問は残りますよね。w 回り道して納得しないと気がすまないのかもしれませんね。笑 ガンコちゃんなところは赤ん坊の頃から全く変わりません。シカゴの学校については私が非常に残念に思ってます。いまいち、コミットする準備が娘のほうにないのに、いささかビックリもしています。


この3校申し込む前に、カルフォルニアの大学は?と聞いてみるものの、明るすぎて、なんか自分じゃないような気がするらしいと。「気候はとってもいいし、サンフランシスコなら私でも住めそうな場所だよ!物価が高いから、カルフォルニアは私たちには無理(リタイアするのは)だけど。」と言っても、無理!の一点張り。何がそんなにいやなのか。。。


ナショナルポートフォーリオデイで娘がとても気に入られた学校があり、実は、私はこの学校が今の娘に一番合っている気がしているのです。「このパスワードで、申し込み無料になるから申し込みだけしてみて。。。」と言われたミネソタの学校。残念ながら、スカラシップのディールがあまり良くない(金額的にあまり出ない)のと、もう少し色んな勉強をしてみたいと言う娘の考えで、申し込みを途中までしたまま、デッドラインが来ました。そうしたら、わざわざあちらのアドミッションの方から最近電話があり、まだ興味はありますか?と。。。


その時にはすでに、シカゴの学校とUTで迷っていた時期だったので、今からだとややこしいから、と言うことで、イーメールを送ることにしました。


振り返って思うのは、美術は作品が一番重要です。成績表の事で、あんなにカウンセラーとやり取りしましたが、心配し過ぎたなと思っています。しかしながら、シカゴの学校の奨学金のディールを見て思うのですが、成績表も重要なファクター。SAT/ACTのスコアーをもう少し上げて(1900~2000)たら、もう1ランク上の奨学金がもらえたかもしれないなと思いました。娘は1回しか各テストを受けていなくって、2回目のSATをシニアの10月にうける予定でしたが、その日がポートフォリオデイと重なったので、受けずにそのまま申し込みを出しました。ここは、11月にでも受けてあがったスコアーで提出すべきでした。と思っています。シカゴの学校では、娘は平均的な学生なんだろうと思っています。


やはり、帰ってきてあわてて大学を決めたので、いまいちどこの大学が娘に合っているかまでは分からなかったし、今でも分からないと思ってます。インターでは意外に皆、どこの大学かを決める時期が遅めで、そのつもりでアメリカに帰ってきて、少し失敗したと思ってます。普通は9年生から徐々に調べ始め、11年生の春には、ほぼ決まってないといけないのだと、私のアメリカの前倒し受験についての対応を反省しております。笑 






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