14日(金)快晴。スリランカから帰国以来、原因不明の咳が出て、旅の疲れと排気ガスの吸い込みによるものと勝手に解釈していたが、どうも風邪も入ったようで、熱はないが体がだるい。ブリンチャンに日本語を話す医者がいると聞き、行ったが、不在だった。
海外の医療事情もいろいろだ。タイのチェンマイのように、日本語の通訳がつきっきりで世話をしてくれるシステムがあれば安心だが、医療専門用語を連発されても理解できない。昨日の医師は50代の女医さんでマニュアル本を示しながら、薬を処方された。
テニスはやれるかなと思い、参加したが、やはり無理で1時間ほどで帰宅し、夕方まで眠った。スリランカ紀行は今号で一旦閉じたいが、書き残したことが沢山あり、今後は「余話」の形で報告することとしたい。ツアーでは到底経験しがたい内容の濃い旅になった。
ホテル脇の歩道
ハプニングはまだ続く。ドライバーのWさんが友人が亡くなったので、コロンボに私たちを送り次第、帰りたいと言い出した。そういう事情であれば、やむを得ないので、ホテルまで連れて行ってもらえば、2日間は自分たちで行動するので、みんなで帰って欲しいと。
コロンボに向けて走行中、ルワンはしきりに友人と連絡を取っている。私は彼女に日本円で2000~3000円のホテルでいいと言ってあったのに、結局自分の友人がホテル内に旅行代理店を開いているグランドオリエンタルホテルの前で車を止め、ここですと。
いくらだと聞けば、9000ルピー(14400円)これでも1000まけさせたのだと。見るからに立派なホテルで、日本人が泊まりそうなホテルだ。私はこんなところに泊まる理由はないと突っぱねようとしたが、時間が6時を過ぎており、渋々同意する羽目になった。
ホテル前の人力車像
家内は満足そうで、ゆっくり休めると。チェックインしてここで全員とお別れした。お金はかかったが、思い出はお金で買えないものもある。部屋に入ってこのホテルの概要をチェックした。AGODAホテルで検索すると、6000ルピーになっており、騙された?
翌朝、ルワンの友人のPさんに苦情を言い、一泊をキャンセルしネットで再予約すると言うと、「どうぞ、最終的に高くなりますよ」という。部屋に戻ってネット予約をやろうとしたら、なるほど12000Rと出た。税金とサービス料でなんと倍額になる仕組みなのだ!
観覧料同様、国家が観光客からぼったくる仕組みなのだ。いくら貧しい国とはいえ、これで観光立国とは聞いて呆れる。1837年創業という歴史ある4階建てのホテル。(コロンボ港の真ん前)恐らく貿易商人たちの定宿だったに違いない。周囲もビジネスビルが囲む。
続きを読む