シーギリヤ遺蹟群
22日(土)快晴。昨日、配偶者控除の「嫌な体験」と書きながら、今朝読んだら、どこにも書いていない。この辺がボケが始まったかと思う瞬間である。在職中、家内のパート収入が1,2か月分、規定の85000円を超えたことで、配偶者控除の対象から外されそうになったことがある。
お上の言うことにはいそうですか、では済まさないのが私で、その根拠となる規定を全部調べて呆れた。家内の年収は103万円に収まっている。国の規定はそれだけだ、なのに県や市の内規というのが怪しい。役人の勝手な解釈で運用されている。しかも、公務員だけに対する適用だというのに私は怒った。法の下の平等はどこへ行った?
私は直接市教委に噛みついた。法治国家でこんなことが許されるのか、どうにでも読める規定自体がおかしいと。結論は私の主張が認められたのだが、ゴネ得の問題ではない。公務員は「全体の奉仕者」であるという憲法15条の解釈がきちんとなされていないことに根本的な問題があるのだ。
世の中には庶民が泣き寝入りさせられている問題が山ほどある。日本人はお上に逆らわないことを美徳とさえし、唯々諾々と従う。だから、いつまでたっても民度が上がらないし、世の中がよくならないのだと私は思っている。逆にお上が寝た子を起こす場合もある。
橋下大阪市長の従軍慰安婦発言や安倍総理大臣による靖国神社参拝がその例である。私から見れば、どう考えても不十分な日本の戦後賠償や謝罪、嫌々ながらでも彼の所属する自民党政権が一応の謝罪と賠償までやって、さあこれから未来志向でと思ったら、反省もなく、問題を蒸し返す。
本当は悪くなかった、やっぱりアジア解放のための正義の戦争だった。祖父・岸信介はA級戦犯などではなく、むしろ讃えられてしかるべきなのだと、名誉回復のために躍起になる始末。文句を言っているのは、中国・韓国だけだと国民に思わせようと世論工作さえしている。
25日の日米韓の会談がセットされて、なりを潜めたが、これまでの産経、読売の口汚い朴政権批判は醜いものだった。櫻井よしこ氏などは父親の独裁者・朴正煕は立派だったが、娘の朴ウネは頭がどうかしているとまで、ののしる始末。東南アジアからも批判が上がり始めていることを日本のマスコミは伝えない。
マレーシアの大衆英字紙・「The Star」の1月から2月にかけての日本批判記事のスクラップをKLの友人リムさんが送ってくれた。「第二次大戦中の日本の光と影」と題し、東南アジア各地の虐殺事件、中国東北部における731部「maruta&log」の凄惨なレポート。
戦時中に日本軍人から家族や友人宛てに書かれた手紙の紹介、その中にはWatanabe Tokuemon氏から新潟県のSekihara Kusanae氏にあてた手紙もある。村人の皆殺し命令に「私たちは子どもが可哀そうだと思いながらすでに多くの人を殺しました」と記されている。
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