24日(月)快晴。昨日は予定通り、日本語教室で私のスリランカ旅行を説明し、聞き取れるかどうか、質問や繰り返しを交えながら、一時間ほどやっている間に、家内は天麩羅の準備、エビ、サツマイモ、茄子、玉ねぎ、アスパラ、オクラ、人参の7種類を揚げた。
ご飯は五目稲荷に、ちらしずし、私はジャガイモの煮つけと、切昆布に人参や厚揚げ、ベーコンを入れて煮込んだ物。みんな好評で、喜んでもらった。お返しでもないだろうが、水曜日に我々をBOHテイの工場見学に案内し、外で夕食をご馳走になることになった。
我々がこうして中国系の人々とささやかな民間外交を展開しているのに、安倍内閣は中韓との対立を煽るようなことばかりやる。菅官房長官は中韓首脳が韓国の英雄・安重根を話題にしたことに異議を申し立てた。日本人だから安重根を犯罪者だと言えと言うのか。
旅の安全を祈るルワン
日本人だから、尖閣、竹島を日本固有の領土だと主張し、安重根は日本の初代総理大臣を射殺した犯罪者だと主張すべきだという考え方は間違っている。そう考える日本人がいてもいいが、自分で歴史的経過を調べ、事実関係に基づいて判断するのが正しい態度だ。
読売や産経の論調は政府の考えに立たない日本人を「国賊」呼ばわりしかねない勢いだ。そうした雰囲気こそが朝ドラ・「ごちそうさん」の時代を作り出し、結果あの悲惨の時代を招来したことを知るべきだ。私の友人はブログで今戦時中の文学者の戦争責任を追及している。
日本の戦後の最大の問題は多くの国民があの戦争への責任追及を曖昧にしたことだと私は思っている。政財界は勿論、労働界も新聞社も、文学者も科学者も、スポーツ界も教育界もみんな責任を天皇や軍部・政府のせいにして、責任を取ろうとしてこなかった。その曖昧さが、今日の右傾化した世の中を生み出したのだ。
18度のビールもあった
戦争の足音が近づいたとき、最も頼りにならなかったのは知識人だったとよく言われる。平和な時代に平和を叫ぶのはたやすい。しかし、今醸し出されようとしている、戦争準備の方向に対して、最後までノーと言い切れるか、国民一人一人が問われると知るべきだ。
安倍はオランダのアンネの記念館を見学して「過去と真摯に向き合う」と言ったそうだが、言っていることとやることが真逆だ。25日の演説で「核燃サイクルの推進」をいうとの情報もある。その理由として原爆の原料になるプルトニウムを貯めないためにだと!
安倍の二枚舌に驚くこともないが、本当にこの男は在任中に宿願を一気に果たそうとしている。その手段もはっきりしている。北朝鮮や中国の脅威を誇大に宣伝することだ。東アジアの現在の不安定要因は安倍政権が作り出したことを国民は忘れてはならない。
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