鉄格子のリカーシヨップ
25日(火)快晴。再び安定した天気が続いている。公園の日陰で読書をしていると,暑くも寒くもなく快適だ。時計台の気温は29度を指している。帰りに新しく見つけたレストランで餃子入りワンタンスープを食べた。店長はタナラタ一のきれいな日本語を話した。
当地に来て初めて新潟日報に投稿した。「教科書への国家の介入を憂う」下村文科相の強圧的な態度に切れた。だいぶ激しく書いたのでボツになる可能性が高いだろう。この人物、自民党内きってのタカ派でいかにも安倍晋三のおめがねに叶いそうな思想の持ち主である。
その彼が竹富町に向かって「法を守れ」等と言っている。どちらの言い分が法の趣旨を歪めているか、最終的には裁判で決着するしかない。彼の記者会見の話を聞いていると、自分の意向に従わなければ、法改正までちらつかせる。最初から法に従う気がないのだ。
着物は人気
前にも書いたが、日本のネット上のニュースはほぼ右派系メデイアに占拠されている。MSNは産経の独占だし、Yahooは読売系、ライブドア等、だから、新聞社の世論調査より、ネット中心にニュースを見ているであろう若者はどんどん右傾化するのは当然なのだ。
そもそも日本のテレビやラジオも大手新聞社によって完全に系列化されている。これも世界的には異常な現象だという。NNNは日本テレビ、読売系、FNNはフジテレビ、産経系、ANNがテレビ朝日、朝日系と言った具合だ。朝日、毎日などはWEBで出遅れた。
フジ・サンケイグループは昔から若者に対象を絞って、戦略を立ててきた気配がある。今日の事態を迎えても朝日や毎日はWEBニュースを会員制にして、一部有料化さえしている。産経ニュースは無料でどこまでも読める。これでは益々若者が離れていくだろう。
浴衣も
先の教科書問題でも産経、読売は完全に政府側に立っており、竹富町ばかりか、沖縄県教委の態度をも一貫して批判している。育鵬社の教科書が日本軍による沖縄戦での集団自決を否定的に書き、現在の基地問題も日米安保に立つ必要論だ。完全に御用新聞化した。
権力の批判、監視というマスコミ本来の使命を放棄したともいえる状況で、今や朝日、毎日の執筆姿勢を批判し、影響を与えつつある。フジ・サンケイグループは明確な政治的意思を持って政府を後押ししており、非常な危険な動きだと言わざるを得ない。
Googleニュースが報じたKLに第二次大戦中の戦争被害を集めた統一祈念館建設の記事は日本の新聞に報道されているのだろうか。この国の戦争被害と言えば日本軍によるもので安倍政権に反省を迫ることになるかも。中韓との間だけの問題ではないのである。
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