ハイビスカスに茶畑
27日(木)快晴。昨日は帰宅が遅くなり、ブログ書きなどで12時まで起きており、今朝の朝粥には起きられなかった。昨日受け取れなかったリムさんからの小包を受け取りに郵便局に。リムさんから聞いた送り状の番号とパスポートの提示で難なく受け取れた。
お土産の中味は墜落したマレーシア航空の模型機やマグネット。お返しに、昨日BOHテイ工場で買ってきた各種の紅茶の袋詰めを送った。2キロ以内で送料320円。リムさん家族は紅茶党で当地に来ると必ず買って帰るのを見ていたから思いついた。KLでは入手できないという種類もあるのだ。
中国系の人と話していると、必ずマレー人に話題が飛ぶのはやむを得ないことだ。工場や茶摘み労働者の話になれば、マレー人がいないことに気付く。「彼らは難儀な仕事、根気を要する仕事はできない。じゃあどこでと聞けば、99%は公務員になっている」と。
両手に花の意味
マレーシア機の行方不明事件は当然当地では最大のニュースである。連日大きな紙面を割いて報じているが、謎は深まるばかり。リムさんも取り上げられている論調を5項目に整理して長々と送ってくれたのだが、モスリム国家への疑惑に苛立ちが募っているようだ。
今日は終日家にあって読書にいそしんだ。間もなく帰国するにあたって憂鬱なことがいくつかある。その最大のものは消費税引き上げである。国民が買いだめに走っているニュースも届いている。国民の生活防衛手段としてはその程度のことしかできないからだろう。
消費税にしろ、法人税にしろマスコミの報道の仕方には実に腹が立つ。読み終えた和田秀樹著「富裕層が日本をダメにした」にこんな話が載っている。「フィンランドにしてもスウエーデンにしても間接税も高いが、直接税も高い。ヨーロッパの消費税をグラフ化し、いかにも日本と比べて高いかを示すことがあるが、直接税も高いということは示さない」
紅茶の製造工程
「金持ちの味方であるマスコミの手法だ」と。さらに私流に付け加えれば、日本の税制度が著しく金持ち優遇税制になっているこも報じないし、輸出企業の大企業が実質的に消費税が還元されて払っていない構造についても報じない。大企業の脱税に対する追徴の甘さ。
「サラリーマンは天引きであることを考えると、脱税に甘ければ甘いほど金持ちに有利になる。アメリカでは脱税に対しては懲罰的課税が厳しいのに、日本ではせいぜい3割だ。政府や公務員の無駄遣いを度々問題視するが、金持ちから採るべき税金を取っていないことを炙り出さなければならない。何億も脱税しても修正申告で済んでしまうのは問題だ。脱税は犯罪行為ということ。「違反」と「犯罪」は違うという認識が日本人は余りに希薄」
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