「大学を選ぶのは、結婚する人を選ぶのと同じなんじゃないかな。」
と、娘が言いました。
ほう?と思って聞いてると。
「たとえば、ある人はイケメン好きの外見が気になる人。でも、私のように、外見より中身が大事な人。そして手の届く方を選ぶ人。色々だよね。」
と、私が、「学費を惜しまずに私立を選ぶ人が沢山いるけど、どうやって決心されるんだろうね?」と言う質問に、こう答えました。
それに続けて、
「私は美術で、お金を稼げるかどうかは定かではないけど、○○(息子)が進む分野のほうが、お金が儲けられるので、お金をかけるなら、○○の方だとも思った。自分ばかり無駄遣いできないからね。」
と、、、まぁ、経済観念は親譲り。笑 そして、私も続けます。
「私は別に名が知られて無くっても、自分の興味のあるコースが盛り沢山な学校がよいと思うだろうね。でも、アフォードできるかどうかはまた別問題で、高額の借金が予想されるなら、私にはふさわしくないとあきらめるだろうね。」と、言いました。
お互いに、学校より、その子人の資質だろうと、そこは納得。どんな学校に行っても、きちんとやらなければ同じよね。と。。。
先週、学校の授業を途中から抜け出して、UTのインフォメーション・セッションに行く日。学校をでる時に私のコンファームなしではリリースできないと、アテンダンス・オフィスの人に言われたらしく、あちらさんからの電話を学校内のピックアップ寸前に貰い、コンファームしたのでリリースしてもらい問題は無かったのですが、娘が車の中で、ブツブツ言ってました。その内容は、、、
「あのオフィスの人は、いつも機嫌が悪い。なぜならば、嫌々、仕事をやってるように見える。もしそうでも、あんなふうに仕事するから、そこでお終いなんだと思う。本当にサクセスする人は、どんな嫌な仕事だって、一生懸命する人。そういうメンタリティーが無いから、あそこのオフィスで働かなければならないんだよね!」
ホント、最近、親の言ってる事と全く同じこと言ってる娘が、面白い。笑
確かにその通りで、どこで何やろうと、それは職場でもなく、学校でもなく、本人至大な事。チャンスを広げられるかどうかは、その人次第よね。と言う事なんですよね。
そこ行くと、何でもきちんとやる娘のほうが、少しばかりIQが高いからって、一生懸命自分からエンジンかけようとしない息子より偉いし、サクセスしそうですよね。w 言えてるぅ~~~。笑
まあ、なので、息子にもそんなにお金かけようとは思ってませんが。。。ってか、甘ちょろい考えが治るまでは、お金をかける気はしません。ファンシー・シュマンシーな学校へ入って教育してもらう程でもないし、自ら学べ!って感じはしてます。w
だから娘には、お金の事を心配せずに好きな学校を選んでいいよ!と言ったんですがね。私達。
要は、「フランス留学」だったようです。
こうやって、会話していると、本心が見えてきて面白いですね。ティーンとの会話は実に面白い。うちはこうやって、言いたいこと言える環境なので、分からない部分がなく、そういった意味では楽ですね。
こうなるには、親も正直でないといけませんがね。
と言う事で、息子の申し込みを出す学校は全てリーズナブルな州立となりました。手取り足取り、キメの細かい授業より、大海原に、どぼんと放り投げて、泳いで帰ってこい!とC○Aのスパイ試験さながらの、荒手な方法でないと、息子の場合、世間に通用しなくなりそうで、そっちの方が、アカデミックなことより親の私は心配です。
緻密に将来の見通しを計画するより、「やってみろ!そこでサバイバルだ!」 それでヤツはいいのだ!と思っています。
パーティースクールで、サバイバルするスキルを身につけるのも悪くないだろうと思ってます。息子に一番必要なのはself discipline。どんなに長くかかっても、この部分は完璧に自分自身でコントロールしてなんぼのもの。高校を卒業するまでに、もうワンランク上!っと思って、あれこれ試してます。トホホ。
そして、寮生活を送る事で、うんとその部分も成長する事でしょう。どこのお子さんも卒業する頃には、小うるさい親からはなれ、手を差し伸べてしまう、あまちゃんな親から離れ、大きく成長するものだと思ってます。そうであって欲しいですよね。でなきゃ、高い学費払った意味が無いです。(不良債権扱いw)
と言うわけで、土曜日には最後のACTテストがあります。いまだに、ゲームのコントローラーを取り上げられて、携帯電話を取り上げられて、ピアノのコードも取り上げられて、集中できる環境がないと、気合が入らない息子には、ピンポイントで、シンプル・メッセージの「やる時にはやらなきゃいけないのだよ。」と、教えるやり方しかないのでしょう。やらなくってもある程度できる、そして、ある程度できれば満足する子供は、その上を見せるまでは、オンになりませんよね。その上を見ようとする根性は、自らの経験でしかつかないでしょうから、私のタイムリミットはすでにアップしそうですが、ひたすら諦めず頑張っています。
息子の大学を選ぶ時、世話焼きのお嫁さんのような大学より、ブート・キャンプのドリル・インストラクターのような大学って言うのは確かですね。www