右はオニオン、左はチーズナン
7日(月)午前中は晴れ渡ったが、3時過ぎから雨。本来のキャメロンハイランドの天候になってきた。帰国の準備に入った。とはいっても、私はやることがない。おいていく日本語教室関連の資料を整理するだけ。テニスも家内は今日で終わり。私は水曜日までやる。
午後はネット上のニュースを読み込んだ。またしても櫻井よしこの産経新聞上の記事に引っかかった。彼女は保守言論界のマドンナと呼ばれているらしい。産経や週刊新潮紙上を賑わし、自民党の国会議員はおろか、地方でも講演会で引っ張りだこで3千人は集めるという。
私が安倍政権の歴史認識とのタイトルを日本人に変えたのは、彼女のような考えが国民に確実に浸透し、安倍政権を後押ししているとみるからである。彼女は1945年10月、敗戦直後ハノイの野戦病院で生まれ、テレビのニュースキャスターを経て現在に至っている。
私はハノイに半年ほど滞在した際、その野戦病院らしき場所を探しあてたが、確定するには至らなかった。彼女は日本軍がフランスから解放してやったベトナムで生まれたことを誇りにでもしているのだろうか。彼女はあの戦争を侵略戦争だとは思っていないのは間違いない。
レストラン内のサルタンの写真
現在は最も右寄りの人々を結集した「国家基本問題研究所」の理事長を務め、安倍首相の靖国参拝に対し、中韓が批判したことに対し、朝日新聞に屋山太郎氏や西岡力氏等と共に理事長名で意見広告「内政干渉を押し返す気構えが国民一人ひとりに求められています」を掲載。
朝日や毎日新聞の批判に精力を注ぎ、ケネデイ駐日米大使が「失望」を表明した際には「米国が頼りにならないなら健全なナショナリズムを持って堅固な国家意思を示さなければいけない」と踏み込んだ。何を言いたのかは別の場で日本防衛のためには核武装が必要だと言いたいのだ。
彼女の原発推進論も明快だ。核武装のためにプルトニウムが必要だから原発が必要だと。同じ推進論者の池田信夫氏などは「マスコミに露出し、言っている内容はデタラメだ」と批判されているのは面白い。中韓批判の激しさから、他のお仲間から「安倍首相の足を引っ張っている」と。
朝市の賑わいは変わらず
しかし、彼女は安倍内閣の強力な応援団であることはゆるぎなく、講演会などでは安倍政権を持ち上げることは忘れない。今朝の産経紙上では公明党批判だ。「あらゆる面で国力を強化しなければ国民の安全は守れない。この局面で国の安全保障を二の次にした社会保障の充実など、画塀に等しい」とまで言い切り、山口代表の発言を批判している。彼女の言う国家の安全というのが怪しい。少なくとも、その中には国民の生活とか安心などは入っていないのではないか。天皇家を守ることと、国家の支配機構のことかな。このブログを彼女の発言で埋めるのは面白くもないが、もう少し見てみよう。
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