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NO2683 日本的な考え方の是非(3)

井の頭公園

井の頭公園 16日(水)快晴。悪くなる時はこんなものだ。ウイスキーの瓶を持ち上げるのも痛い。腕は上下、左右に難無く動く。だから、肩や肘ではない。腕の筋肉痛?とにかく、歩くしか、ストレス解消法はない。自宅から海岸沿いの松林、寺尾中央公園で花見と読書。

 

 2時間半は歩いたことに。読書はこのブログに時々コメントをくれる村山郁哉君お勧めの「絶望の裁判所」著者は瀬木比呂志氏。東京地裁、最高裁勤務を経て、現在は明治大大学大学院教授。経産省官僚による告発「原発ホワイトアウト」の司法現場からの告発本だ。

 

 まだ読み始めたばかりだが、はしがきに「日本の裁判所は、大局的には『国民、市民支配のための道具、装置』なのだ」には、一度は法曹界に夢を抱いたことがあり、ある程度知っているつもりだった私にとっても衝撃である。ここにも「日本的」な暗部がありそう。

 

東大赤門

東大赤門 日本の学校が世界的に特異な理由の一つは世間に開かれていないということだろう。教科書が何年かかって、どこで誰が執筆し、採択は誰が決めるのかなど、誰も知るまい。基本的には全て秘密裏に行われているからなのだ。国民はそのことを異常だとさえ思わない。

 

 そればかりか、学校内の教師の話し合いの中味、評価の基準や評価方法、学校の規則さえ保護者はほとんど知らされない。保護者には「お知らせ」が届くだけ。私のクラスのドイツ人の保護者は「保護者会はあるのに誰も質問はするけど意見を言わないのはなぜ?」と聞いてきたことがある。

 

 私が「通知表や内申書の存在が大きいのではないか」と言うと、信じられないと言った表情だった。日本の親には子どもの評価に対して異議申し立ての権利も事実上ない。そればかりか、内申書で生徒を黙らせる教師はなくならないし、えこひいきも常態化している。

 

東大安田講堂

東大安田講堂 校内で対教師暴力や生徒間暴力、校舎破壊、いじめ、窃盗事件、何があろうと基本的には保護者に知らされることはない。知るとすれば、新聞沙汰になるか、生徒の口から「うわさ」として伝わる時だ。管理職の姿勢も大きく影響する。隠したがるのが基本的体質だ。

 

 なぜそうなるかと言えば、日本の学校は明治以来、上から目線、お上意識が強い。生徒の評価権に保護者や生徒の入る余地はないとの考えだ。教師は教師で強まる管理体制の下、教師は管理職の、管理職は教育委員会の顔色をうかがうシステムで隠蔽体質が生まれる。

 

 自公政権が国会に提出した教委改革法案も日本維新や民主党が提出した対案なるものも、日本の教育現場の主体性の無さ、自立しない体質を改革しようとするものではなく、管理体制を強化しようとするものだ。彼らが批判している教育委員会の形骸化はそもそも自民党が進めてきたものであることを忘れている。

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