松林の中の一本桜
24日(木)雲一つない快晴。朝歩くだけ。鉢植えの花を植えたりした程度。オバマ大統領来日でニュースはそれ一色という感じ。安倍は得意満面で尖閣に日米安保5条の適用を大統領に言わせたと成果のように言っているが、そんなことは何も新ししことでもない。
戦後52年のサンフランシスコ条約で尖閣諸島はアメリカの施政権から日本の施政権下に移ると確認した。そのことで固有の領土論に決着がついたわけではない。オバマは中国との間で平和的解決をと念を押して、安倍の中韓への挑発的言動を認めたわけではあるまい。
それより、安倍がオバマ来日前に新たな同盟強化案を提案するかのような発言をしていたのはどうなったのだ。「失望」を表明した米政府が応じるはずもなかったのだ。アメリカ依存の追随外交でみっともないだけだ。TPPも最後は押し切られるか、継続だろう。
寺尾中央公園のチューリップ
先日、国民は教科書や学校内部のことはほとんど知らないだろうと書いた。言い過ぎだろうか。私には確信がある。それほど情報公開は遅れているのだ。例えば、高校入試は終わったが、推薦入試、専願入試、一般入試でさえ、大きな比重を占めている内申書がある。
ほぼすべての私立高校は応募条件として内申点を最低35点以上とか、特待生なら65点以上などと定めている。だから、生徒や親は自分の子の内申点が何点なのか知りたいし、知る権利があると思うのに、ほとんどの学校が教えない。35店に達していないのでダメですというばかり。疑心暗鬼を生むばかり。
私は在職中、特にI中時代に強く疑問を呈した。教師が生徒を評価する以上評価点は開示されるべきだし、反論の機会も与えられるべきだ。通知表は開示するのに内申点はなぜ非開示なのか。開示するとどんな問題があるのか。だれも納得の説明を出来る人はいなかった。
桜のトンネル
説明できないなら開示すべきだと。職員会議の結論は「35点くらい」というもの。私は納得せず、私の責任でそのまま伝えた。開示反対理由の中に「競争を煽る」とか「親から抗議が来る」というのがあったが、そんな自信のない評価をしているのかと言いたい。
内申書の10段階は県教委が%を指定してくるのだ。通知表の評点とスライドしないのは当然なわけで、その事実を親に丁寧に説明すれば済むことなのである。内申点も本人に開示できないで、全国学力テストの点数を都道府県、市町村、果ては学校、クラス毎に開示する?何たる矛盾か!
I中は私がいなくなった後、再び全面非開示にしたようだ。学力テストの結果を学校ごとに公開させ、競争させ、予算配当にまで反映させようとする橋下大阪市長はこの内申点の開示にはどう対処しているのだろうか、調べてみたい。情けない国になったものだ。
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