寺泊の夕日
25日(金)いわゆる五月晴れ。朝はコーヒーを飲みながらブログをチェックして、6時半頃には歩きはじめる。登校中の小学生や大人に声をかけながら歩く。40分ほど歩いて、朝食。海苔と筋子のシンプルな食事。これが何とも美味しい。ご飯のおかげだろう。
37年間の教員生活を振り返りながら、内部告発のつもりで書いている。本当は文科省、県教委や市教委の人間に読んで欲しいが、読まないだろうな。内申点のつけ方や通常の通知表のつけ方でさえ、保護者に公開されていないのではないか。誰も知りたくないのだろうか。
私が公開すべきと言っているのは、個人情報ではなくて例えばI中の社会科部(4~5人)で評価基準(定期テストの点数、授業中の態度『忘れ物、寝ている、発言』点を作り、レポート等)を職員会議にかけ、校長の承認を受けた後、各教科担任が評価し会議にかける。
寺泊の夕日2
当然ながら、評価基準は学校や教科によって違う訳だが、要するに、主観的評価が入ることを出来るだけ避け、公平になるようにということだ。こうしなければならないのは、特に中学校の場合、高校入試の内申点に関わるからである。それでもある程度主観的評価が入るのは避けられない。
問題はこのプロセスを親は知る権利はないのか。入試のないドイツでは評価は完全に担当教科の教師に任されているし、生徒や親には異議申し立てをする権利が保障されている。だから、生徒や親が内申書に怯え、教師や学校に意見を言えないということはあり得ない。
評価基準や評価のプロセスが公開されていれば、生徒や親が評価について苦情を言ってくることもないだろうし、仮に言ってきた際もルールにのっとって対処する仕組みを用意しておけばいいことだ。成績だけではない、クラス編成でさえ何も親は知らされていない。
佐渡流罪前7日滞在した日蓮像
親は漠然と成績が特定のクラス偏らないように分けているのでは?くらいに思っているだろう。今はどうか、昔は「母子家庭」「問題児」「運動能力」「ピアノの能力」等があった。後者二つは運動会や合唱コンクールを考えてだが、前者二つは親が知ったらどうだろう。母子家庭など珍しい時代でもなくなったし、何の問題もない。
私は母子家庭をマイナス要因に加えることには反対したし、問題児だって教師によってかなり見方が違う。近年ではいじめ対策が大変で、小学校でいじめ関係にあった生徒同士を一緒にすることはないから、配慮するのは当然。生徒や親の要望を受け付けてもよい。
担任はどうやって決めるのか、くじ引きにしたり、私はあの子は苦手という意見を入れたり、問題児と言われる子を積極的に受け入れたり、私のように外国人は私のクラスにと申し出たり、学校によってさまざまだが、これとてある程度保護者に公開されてよい。
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