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NO2694 日本の学校が危ない(校則)(6)

福島潟の菜の花

福島潟の菜の花27日(日)快晴。朝の散歩は時々ルートを変えて歩く。今朝は1時間20分。昼近く二人で福島潟の菜の花を見にドライブ。今まさに満開で背後の飯豊の山々に映えて、なかなかの絶景。潟の中ほどに生い茂るヨシや芦の風景も昔の新潟平野を彷彿とさせるもの。

 

 組織のあるところ、ルールが必要なことはわかる。職員には服務規程があり、民間会社にも会社の規則があるだろう。しかし、それはあくまでも公務員法や労働基準法など、法律に違反しない範囲でのことだ。学校の校則程法的根拠の薄弱な規則はないのではないか。

 

 ドイツのように「服装や髪形など個人の嗜好に関わる事について学校はそれを校則で定めてはならない」(州による)のような明文規定があればいいが、髪の長さは肩までとか、スカートの襞の本数、靴下やベルトの色、果ては、髪を縛るゴムの色まで規制する。

 

葦ふきの屋根の休憩所 

葦ふきの屋根の休憩所 私の出身高校は男子は丸刈り(5分刈り)と定め、靴は黒、電車の車両まで前2両は男子、後2両は女子と決められていた。私は無批判に3年間それに従った。今思い出しただけでも腹立たしい。基本的人権の侵害も甚だしいし、今なら子どもの権利条約違反ではないか。

 

 ドイツでは子どもの生活に関わる規則制定には親や子どもの代表が必ず参加する。私が見学したベルリンの中学校は服装、髪型、ピアス等は全くのバラバラだったが、それでいて授業に遅刻してくる生徒も授業中の私語、授業に無関係の道具の持ち込みもなかった。

 

 マレーシアのKLの学校は校則は厳しそうだったが、校門の入り口に絵入りで服装、携帯電話の持ち込み、時間を守る等が明示されていた。日本では授業の妨げになる携帯の持ち込みの話になると、途端に甘くなる。日本の場合、校則は学校の職員が一方的に決める。

 

葦原が見える 

葦原が見える 親も又それで良しとしている。それどころか、自分の子に指導できない親が学校に「もっと厳しくしてください」などと要求してくるから全くおかしなことになる。最近の学校の様子を聞くと、私の在職中のようにカンカンガクガクの議論はほとんどないとのこと。

 

 基本的には生徒指導部が原案を職員会議にかけ、議論が行われるのが一般的だったが、私の在職後半頃から、学年主任会とか運営委員会など中間管理職で構成する会議で審議し、職員会議に提案される頃にはほぼ決定同様に扱い、一般職員の意見を封殺する傾向にある。

 

 職員は何を言っても無駄と感じるようになり、主体的に、自主的、創造的な態度が教師から消えていく。何か問題が起きれば対外的な窓口を教頭や校長に絞り、箝口令をしく。だから、学校は自浄能力を失い、ますます閉鎖的になって行かざるを得ない。

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