*写真は再びCHとスリランカより
得体のの知れない蝶
30日(水)今朝は6時頃から歩き始めた。水田の田起し、代かきが終わり、このゴールデンウイークで田植えが行われるはずである。歩きながら、今日のブログを何にしようかと考える。私にはやはり、日本の学校の将来が心配である。気付いたときにはすでに遅い。
安倍政権による教育改悪がこのまま進めば、学校の情報はますます外に出なくなるだろう。現に最近は教師による学級だよりや手作りの資料を事前に管理職が点検するという話をよく聞く。そうなれば、教師は委縮し、便りをやめるか、教材研究の意欲も失うだろう。
CHのカラスはごみを漁らない
資料と言えば、各教科には教科書とは別に補助教材として資料集を使う学校がほとんどだろう。社会科の場合、これは重要で、文科省の検定はなく自由発行・自由採択だから内容が実によくできており、部会で相談してどれを使うか決める。これへの文科省や教委の介入も予想される。
日本の学校、特に中学校はストレスが溜まるようになっている。そのストレスはなかなか親や教師に伝わらない。表に現れるときは「学校の荒れ」となって現れるか、いじめの形で陰湿化することが多い。競争を煽り、序列化を進めれば、行きつく先は見えるのである。
私は毎年、3年生には「サヨナラ授業」を行った。最後に強調するのは「自分は自分である。他人に合わせて生きることは止めよ。自分の意見を持て。世の中に流されて生きるな」である。そして、卒業にあたって学校生活について思いのたけを吐きだしてもらった。
一部を紹介する。「みんなそれぞれが自分のことのみに精一杯で他人のことを考えることができなくなっている。(略)現代の教師にも同じことが言える。生徒の短所のみを見つけ出してそれを正そうとして、長所を探してそれを伸ばそうとはしない。別に5教科すべてがオール1でも美術や音楽などどれか一つが3であればそれでいいじゃないか」(男子)
CHの夕日
「今の中学生とか高校生は本当の友達がいないのではないか。私も多分その一人。何となく一緒にいるけど、よく考えると相手のことは何もわからない。帰るにも、トイレに行くにも、いちいちグループが要るような雰囲気がいいとは思わない。(略)社会が作り出した、何となく進学する、みたいなのは怖いなーと思う。そうしないとおいて行かれる・」(女子)
「なんで日本の学校は制服やみんなと同じ格好をしなきゃいけないのかと思います。制服がなかったり、自由だったら「学校の雰囲気が悪くなる」とか「自由ばっかりが尊重されてしまう」とかおっしゃる先生がいます。私はそんなことはないと思います。自由があったら、もっと学校の雰囲気がよくなるし、みんなが「自由があるからこそ」と思えるような学校になると思います。もっと楽しい学校にしたらいいなーと思います」(女子)
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