ダイバーシティー、、、Diversity:
the state of having people who are different races or who have different cultures in a group or organization
これは簡単に言うと、色々な人種や、違ったカルチャーバックグラウンドの人達が、一緒に仕事したり、学んだりと言う環境を作る事で、これなしでは、今のアメリカはなかっただろうと思われます。人為的に色んな人種がミックスするように、白人何%、黒人何%、ヒスパニック何%、、、と、その目標に達するように、各人種を採用したり、合格させたりする事です。この取り計らいがなければ、白人が絶対有利になってしまう歴史があったからだと思います。
アメリカにとって人種差別を無くす事は大きな課題で、近年はこのダイバーシティーのお陰で差別はグーンと減ったのではないかと思います。と言うか、職場で差別なんかしたら、裁判沙汰ですし、学校で差別が横行していたら、勉強どころではないでしょうし。いわば国民を教育する上で必要な措置なんですよね。
だとしたら、高等な教育をする大学において。ダイバーシティーはなくてはならないもの。このダイバーシティーをキープするためにアファマティブアクションを使うのです。が、ミシガン大における最高裁判所のこの一件で、アメリカ中はいろんな意見であふれたんです。アファマティブアクション、何をベースにするが焦点になりました。人種が中心なのは、前の記事1で私が思ったように、黒人も色々やんけ!ずるいやん!って言う人が沢山いたからでしょう。そこで面白い記事を見つけました。(英語)
1.Affirmative Action's Next Phase May Target Class
2.Should Affirmative Action Be Based on Income?
参考に出来る方はしてくださいね。
2.の記事では色んな意見が出ています。アファマティブアクションの何をベースにしたら良いか。クラス(ソシオエコノミクス)ベースにするべき、まだまだ人種ベースにするべき、いやいやメリットベースも重要なファクターだろう。。。と色々と書かれています。時間のある人は是非読んでみてください。
私が全ての意見を読んでで思ったのは、まず、レース、エスニシティー、学校の先生自身のエスニシティー、カルチャーバックグラウンドによる無意識なステレオタイプな教え方、うんうんは、大学のアドミッションにフォーカスが当たってなく、もっと以前の、小中学校での学校での教育と家庭環境そして社会に問題があると言うところにフォーカスが当たってると思いました。この意見については一番最後に私の意見を書くとして、今後の大学のアドミッションにおけるベースは、やはりクラスベースが一番ふさわしいのではないかと思いました。
もっとも良い方法は、クラス、人種、メリット全てを天秤にかければよいのだと思います。まあ、そこまできちんと見れるには、何年間ものもの経験、データが必要なのだと思いますので難しいですよね。
記事を読んでると、テキサス10%ルールが何回も例として登場します。
私はどんなレベルの学校からでも10%でギャランティー、、、初めて聞いた時は、聞こえはいいけど、ドロップアウト率は?と思ってしまいました。現に毎年脱落していくものも多いと聞きます。特にUTオースティンは優秀な生徒が集まる学校ですから、その競争は大変なものと思います。なので、今現在オースティンだけはトップ7%と、他の学校よりセレクティブになっています。
ここで始めて納得するのですがこのトップ10%ルールは「クラス」ベースのアファマティブアクションと言う意味があったんですね。人種ベースだけを使ってないのですね。納得。
テキサスとカルフォルニアが同じルールがあるのは知っていましたが、他州は人種ベースだけののアファマティブアクションだったのでしょうか?ちょっと疑問ですが、この記事を読む限り、テキサスもカルフォルニアもどちらもクラスベースのアファマティブアクションをすでに始めていると言う事です。それによってダイバーシティーは保てると期待できるようです。もし、人種ベースだけだと、黒人でも中流以上の家庭の子供が多くなり、上手い具合に目標を達成できないようです。
UTオースティンがまだ10%ルールだった時にあった、アビゲル・フィッシャーと言う生徒さんが起こした訴訟問題のケースを読むともっと詳しく、オースティンのアドミッションについて分かると思います。
次回は、今年受験し合格した娘のアドミッションとフィッシャーケースを比べて、オースティンのアドミッションの事について私の意見を書きたいと思います。