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アファマティブアクションとダイバーシティーとフィッシャー・ケース3

テキサスで有名なこの訴訟、アビゲル・フィッシャー v UTオースティン。


知らない人は、まずはウィキを読んでください。ざっと簡単に話すと、2008年のUTのアドミッションで不合格だった、フィッシャーさんが、アファマティブアクションのため、白人である自分が合格できなかった。これは憲法に違反すると言うような内容です。


大学を相手取って、ここまで言うからには相当な証拠があるのだろうと思いきや、彼女のスコアーは、UTの生徒にしては、いささか低めのような気がしました。クラスランクトップ12%、SAT CR+Mで1180、GPA 3.59、オーケストラ、マスコンペティション、ハビタット・フォー・ヒューマニティーのボランティアに参加していた。(リーダーかどうかは書いてません)


そこで、うちの娘のUTのファインアートスクールのアドミッションの事を思い出しました。前にもお話しましたが、ファインアートのアドミッションは、他のビジネススクールや、エンジニアリングスクールなどと違い、クラスランクは最低トップ25%にいればよしと言うことでした。理由はアートスクールのアドミッションはポートフォーリオが最優先だからです。そうかと言っても、アートスクールが欲しい生徒!と思っても、UTのアドミッションオフィスから許可が出なければ合格扱いされませんので、その難関を突破したと言う事には変わりないです。


このフィッシャーさんが通った高校のデーターを見ると、うちの子供たちの高校にデータ的に似ています。

たぶん同じような生徒が集まるエリアの公立高校と思われます。


そこで、細かい数字まで言いませんが、娘のSAT CR+Mスコアーはフィッシャーさんとさほど変わりません。言い訳させていただきますと、娘は引っ越してきたばかりのジュニアで受けた1回きりのこのSATは、私も驚いたくらい、娘らしくない点数でした。プラス、もう一回10月に受けようと思っていたSATはナショナル・ポートフォーリオ・デイで受けられませんでした。この辺も引っ越して来たばかりで情報不足でしたのでしょうがないです。ACTは少しまともな点数でしたが、やっぱりイマイチ。GPAを上げるのに必死でしたのでそれもしょうがないかと思ってました。娘のGPAに関してはフィッシャーさんより良く、海外からの編入にもかかわらず、3.8くらいだったと思います。


なので、フィッシャーさんのスコアーは、落とされて当然とまでは行きませんが、微妙なスコアーだったのだと思います。特に目立ったところがなくっては、たとえば数学が800点満点かそれに近い点数とかでなければ、ファイナンス・メージャーなら当たり前かもしれません。

ご存知、UTオースティンは、ビジネススクールも全米ランキングの上位にいますし、とてもセレクティブなのは想像できると思います。


さらに、彼女はCAPプランで他のUTからトランスファー出来ると言うオファーを蹴ったようですし、やっぱりはじめから、時間の無駄になるような戦いをしてたように思います。人種云々以前に彼女側の問題だと思います。(ちょっと傲慢かな)


*** ←How Abigail Fisher Wasted Everyone’s Time (参考にしてください)


そもそもトップ10%ルールは、ダイバーシティーのためとはいえ、人種だけに限ったものではなく、収入、ソシオエコノミック・ステイタス(クラス)、リーダーシップ、そしてもちろん人種、その他もろもろをアドミッションは見ているはずですから、白人である黒人、ヒスパニックである云々以前に、どこか競争に勝てない要素があったので、そうなったと理解するのが正しいように思います。トップ10%(今現在はトップ7%)でかなりな人数がアドミットされますので、それ以下のクラスランクですと、相当競争は激しくなると思います。私個人的には、UTのアドミッションは割りとフェアなような気がします。


そう考えると、息子も落とされる可能性は非常に強いわけです。笑 なんたってクラスランクはトップ10%まで上げられるかどうか。。。(娘は頑張ってもトップ20%でした)

だから、SAT、ACT、AP EXAMで差をつけよ!お前に残された道はそれしかない!と言ってるにもかかわらず、全然勉強しない息子。ああ、勝手にしたらええわ。となるわけです。w


高校生のうちに、「頑張らないヤツは光れない。」と言うのを体験から学んで欲しいものです。


が、心配無用。男の子は26歳前後が勝負です。と言うのも、男性の脳のピークは26歳と言う事ですので、それまでにゆっくり上り詰めれば良い問題ですから、キイキイ騒いでも無駄な事。勝手にしたらええわ、で全然OKなんでしょう。そう信じるとしましょう。笑


話は変わりますが先週あった、娘のシニア・アワード・セレモニー、今年は凄いですよ。MITが2人いました!(もっといるのかも?)本当に皆良くできるお子さんをお持ちで、、、と言うより、もともとタレントがある子供なようですよ。


と言うのも、例の息子が参加させていただいてる(最近はこの表現があってるかも?w ) 2人ともUILのMathチームのメンバーでリージョナル・コンペティションに出場した人達。(息子は補欠w) 一人は、頑張らなくってもできるヤツらしく、天才と言われてました。もう一人は、双子の一人で、アナポリス(ネービーアカデミー)とMITから同じオファーで、MITを選んだと言ってました。もともとライフルドリルのリーダーかなにかで、他のことも一生懸命やる優秀な子供だそうです。このアワード授賞式に5分くらいの「べた褒め」アナウンスがあり、拍手喝采のスーパースターでした。w


しかし、思い出してください。双子です。片割れの方に同情したのは私だけではないでしょう。息子曰く、2人とも優秀な生徒らしく、ご両親のご教育がよろしいのでしょう、目立たなかった方の子供は、超目立った子供に尊敬の意を込め拍手を送っていました。私の感情は余計なお世話で終わりました。笑 


素晴らしいじゃないですか!尊敬できる兄弟がいて。。。なんだか羨ましく思ったりもしました。


とそこで気付くんですが、こういうセレクティブな学校に行く子供は、なぜか白人ではないですね。本当だ~!と去年のイェールの娘の友達も、そういえば韓国人。今回のこの2人もインド人?(アジアの国のどこか)


と、そんな事を思っていると、黒いタッセルのイェールの子もいると息子が教えてくれました。「あいつ、イェールなんだよ!」と指差したのは、ポッチャリした白人の男の子。息子と仲の良い同じクラスの男の子らしいです。へ~~~。。。


タッセルの事を説明しますと、GPA順に、ゴールド、シルバー(娘はこれでした)、黒のタッセルが授与され、卒業式にガウンの上から首にかけます。


まだまだ、謎なことは沢山ありますが、大学のアドミッション。思ったとおりに行かなくっても、それを受け入れる心がなければと思います。だって、こんなに色々な要素が決め手になるなら、そんなものヨメるはずがないです。ホント。


娘の言うように、「好きな学校に申し込みを出し、行きたい学校へ行けば良い。」


学校は結局、ご縁があるかないか。結婚と同じですよね。縁がなければあきらめるべきで、ご縁のある学校で楽しく学生生活を送ればそれで良いのでしょう。


キリキリしているお母さん方の、心の癒しになればと思います。はい。


あともう少し頑張りましょう。笑






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