年輩者ばかり
10日(土)快晴。昨夜は金曜デモ。20名全く増えない。これが新潟市民の世論なのだろうと思う。その後の4人での飲み会の方が私にとっては意義深い会となった。情けない世の中になったという点で一致した。今日は新潟情報大の吉沢文寿氏の講演会に参加した。
タイトルは「安倍内閣の歴史認識と憲法問題」だったが、私の関心は日韓条約にあったのだが、その話が中心ではなかった。その後の13人による「講師を囲む会」が、人生経験吐露の会となり、人生の先輩方の話が聞けて有意義だった。人の生き様にこそ学ぶべきだというのが私の信条である。
ピアノとバイオリンの演奏
私は在職中に生徒の声を世間に伝えきれなかったことを後悔している。「私は今の内閣(小泉内閣)が嫌いです。『防衛ガイドライン』は必要ないと思う。日本がアメリカに対して立場が弱いのは知っていますが、『ガイドライン』を取り入れるのはどうでしょうか。日本を戦争に近づけるようなことはすべきではないです。(略)
先生の授業はとても楽しかった。教科書に載っていることだけではなく、先生の考えや他の詳しい資料を読んだりして、歴史がもっと大好きになった。教科書に載っていることは自分だけでも学べるし、勉強できる。だけど、いろんな人が持っている考え方や受け取り方は、いろんな資料を調べて見なければ分からなかった。
そして、私が歴史や公民をすごく好きになれたのは、先生の一人の人間としての考え方もまじえて社会を教えてくれたからだと思う。私が一つだけ心に残っているのは、社会の授業であまり発言できなかったことだ。やっぱり社会に呑まれている、負けていると知った。先生から沢山学んだ。戦争の時の授業が一番心に残っている。大好きです先生」(女子)
吉澤先生の講演
「最近、中学校はこんな場所でいいのかなあと思うことがあります。先生のいうことがすべて正しい、そのような雰囲気があるような気がします。先生の言うことは正しいと思う人は素直で良い生徒、、悪い、違うと思う生徒は大変なやっかいな生徒というとらえ方を先生方はしているような気がします。しかし、違うと思う人は自分の考えを持っていることになり、素直に先生の意見に流されるよりは、ずっと素晴らしいことだと思います。先生の評判を気にして、先生が好む行動をしている自分は、こんなことでいいのか、情けないのではないのかと、最近思います。他人と違っていてもしっかりと自分の意見を持つことはとても大切であり、これからの社会では重要です。親とたまに学校の話をすることがあります。その中で僕は「女子は寒いからスカートの下にズボンをはいているけど、みっともないからやめろと言っていた』という話をした。僕の父親は「そういうのは生徒会で討論すればいい」と言いました。これからは、自分の考えをもっと大切にして行かなければならないと思った」(男子)