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NO2711 教師の政治的中立って何?(2)

*スリランカの写真、クリックで大きくなります。
カマドで調理するスリランカ

カマドで調理するスリランカ 14日(水)快晴。今日は卓球の急なお誘いがあり、参加。腕の痛みも卓球ならそれほど気にならず、ありがたい。日本人が閉鎖的な理由を「島国だから」と説明する人が多いが、イギリス、台湾、NZみんな島国である。台湾人から見た日本人もちょっと変だと言割れるほど。

 

 これだけ国際的な交流が広がり、行き来する人も増えたのに、日本人の考え方が異質なのは私の見るところ、政治的な未熟さ故ではないかと。「見ざる、言わざる、聞かざる」が処世訓としてあり、政治的話題から逃げ、自分の意見は言わないことが保身に繋がると考える人が多いからではないか。

 

 戦後70年近くも公務員が政治から遠ざけられたことも日本人の上のような考え方を助長したように思われる。そもそも考えていただきたい。公務員と言うのは政府又は地方自治体の職員であって、法律や条例の作成や執行に関わる政治に最も近くに位置している人々である。

 

ココナツをふんだんに使う

ココナツをふんだんに使う 政治に最も近い所で仕事をしている職業の人々を政治活動から排除する思想は民主主義下ではあり得ないし、許されない。マッカーサーはそんなことは百も承知の上で、49年の中華人民共和国成立を前に、日本国内で高まる労働運動を押さえつけるためにしたことだ。政治的大きな損失だとなぜ考えないのか。

 

 日本の保守政治家にとっては願ってもない法律であったわけで、日本では中学校や高校で生徒が市民運動に関わる事はもってのほかであると教師や親も考えている。何年前だったか、埼玉県の某進学高校の文化祭で政治問題(環境)を取り上げて新聞沙汰になった。その高校では自治や自由を尊重してきたことで知られてきたという。

 

 学校の建前としては「社会に関心を持たせる」となっているが、一旦生徒がそれを校外の運動に発展させようとすれば、間違いなくブレーキをかける。ドイツでは、むしろ生徒が現実の社会問題や政治問題に関心を持つことが積極的に求められる。それを親や教師は当然のことと考え、積極的に援助する。

 

香辛料もたっぷりと

香辛料たっぷり 私の教え子のドイツ人のお父さんにベルリン市内を案内いただいた際聞いた話は今でも鮮明である。市の公園に建つ「鏡の壁」と呼ばれるモニュメントの前で、この壁は地元の中高校生と市民の運動でこの地で犠牲になったユダヤ人の名前を掘り起し、市に働きかけて建設されたものですと、当然のように話す。

 

 子どもたちもがこうであれば、当然教師の政治的関心は高く、市町村の地方議員の数割は現職の教師だという。ドイツの地方議会は夜開かれ、ボランテイアで、費用は交通費など実費弁済だという。現職のまま議員に立候補できるなんて!当然支持政党も公表され、教師もそれを隠さない。そうすることによって偏向教育を防ぐとの考え方。

 

 ニーダーザクセン州のように、州によっては16歳で選挙権を認めている。日本のように18歳選挙権も実現せず、「未熟で危なっかしい」等の議論がまかり通る国だから、若者がいつまでたっても自立しないのだ。休日に政治的なチラシを配って逮捕される公務員がいたり、君が代を議論させて処分される教師がでるのが「先進国日本」である。

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