タイトルどおり今年のAP Examは大変なことが起こりました!
なんと、うちの息子、遅刻して会場に入ったので受けられないテストがありました!!!しかも、スコアー5を期待されていた、AP Stats! 息子もショックで涙目だったので、今まで黙っていましたが、来年の事を考えると、少しでも参考になればと思い、反省を含めここに書こうと思います。ホント、可哀想でしたよ~!
事の発端は、1日に2試験あるAPExam。その日は英語が午前中で、午後がStats。去年の娘の経験から、お昼を食べる時間がないので食べれそうになかったら、クッキーなどの甘いものでごまかしテストを受けるんだよ!と言っておいたはずなのですが、会場はいつものようにジム。大きな会場の一番後ろの席で、みんなが話をしてる中でのアナウンスは聞き取りにくく、「次のテストは30分後に始まります!」の部分をしっかり聞いたのはいいのですが、なんと、30分間ランチを食べられると頭にインプット。。。
「いつもの静かな場所で俺はメシを食うから」、、、と言う息子に、「じゃあ、僕もそうする!」と言う子がいたので、さらに困った事になるのです。。。はい、犠牲者が出てしまいました。
彼等はランチを満足に終えた後、息子が前の日に先生に貸してあげ、そのまま忘れて来た、自分の計算機を取りに、UILの担任(Statsの担任でもある)のところへ行きましたが、いなかったので、今度はPreCalの先生に計算機を貸してもらうつもりで、教室に行きました。私なら、この辺で間に合うか心配で心臓バックン、バックンなんですけどね。。。
前の日の放課後、UILのMathチームがチームスピリットのビデオを作ると言うので、チームが集まってビデオ制作した時に、先生に自分の計算機を貸したそうなんです。そして、忘れたんですね、返してもらうの。。。この時点で真っ黒い雨雲はどんどん大きくなっていったのでしょうね。
無事に貸してもらった計算機をもって、戻ると、事すでに遅し。Examの説明に入ってから2分経過していると言う事でOUT!先に言った友達も、間に合わず、シャットダウン!!!この2人はテストを受けられなかったのです。残念なのはこの2人。どちらもStatsクラスで上位ランクの生徒。
となると、Statsの先生の残念さ加減が、半端ないわけです。How can you be so...って言われちゃうわけです。(先生は息子にとって母のような存在です) お気の毒に。。。付け加え、「だから、いつもグループで行動しなきゃいけないのよ!」と一人で、フラ~っとしがちな息子に教訓を与えてくださいました。
間に合わなかった2人は自分のクラスに戻るんですが、戻った先でも色々学んだわけです。はい。どこのクラスだか言いませんが、普段から先生の虫の居所が悪いクラスでは、うちの娘と同じクラスなのですが、娘にどうしてテストが受けられなかったか。。。を話していたら、その事で、怒られ、「いつもそうやって、人の話を聞いていないから、そうなるんだ!」と、なぜかその日に限って、ものすごく虫の居所が悪かったようで、周りの生徒がビックリするほどの剣幕だったそうです。
I don't need this right now... と思ったと。。。
あともう一言言われたら、クラスを出て行くところだった。と言ってました。私も、まあ、ずいぶん意地悪な先生ねと思いました。そこまで、テスタストロンレベルのピークである17歳の男の子プッシュして何がプラスになるのだろう?と思いました。娘も、「他の男子だったら、ちょっとした口論になっているかもしれなかった。」と言っていました。「もしそうなったら、私も何か言うつもりだった。」と付け加えて。。。
しかし、そんな先生ばかりでないので助かります。アメリカ史の、今年リタイアのベテラン先生の対応は素晴らしい。息子がなぜここにいるのか説明した後に、シンプルに、"I know the feeling. That's bad."と席に着かせたそうです。この時、息子は救われた!と言ってました。これが今の僕に必要な言葉だ!と思ったそうです。
こうやって、生徒は学んでいくんですよね。こういうスキルも実は重要なスキル。学校を卒業し社会に出て行くときに備わってないといけないスキルではないかと思います。
一番ダメージを受けたのは本人ですから、悪気があってやったことではないので、反省すれば良い事でしょう。失敗は色んな事を学ぶチャンスと私も普段から言っていますし、息子も分かったと思います。
息子が一番辛かったのは、一緒にいた友達の事と言います。僕と一緒にいたがために。。。と言うので、私は気になり、あんたが一緒にいてってお願いしたの?とききましたところ、いや、僕もそうするみたいな状況だったと。。。じゃあ、謝れば良い事だよ、仕方ない。と言いました。話によっては私も親御さんに謝罪しなければならないかもと思ったのでね。
週が明けて、その友達に謝ったところ、「来年一緒にExam受けようね!」と明るく言われたそうです。ホッとしたのではないかな?笑
まあ、色々学ぶところがあり、一応、一件落着しています。が、APのキャンセル代15ドルの件がまだ分からないので、どうするか聞かないといけません。
しかし、毎度思うのですが、このスケジュール、何とかならないものなのかと、、、受験者の多い学校でははじめるまでに時間がかかり、1日に2つのエクザムを取る子はお昼を食べる時間もないのです。午前中のエクザムがはじめる時間が遅れると、午後のエクザムまで時間が30分しかないと言うような状況になるのです。そうなると学校側も焦って、告知した試験開始時間より早めにはじめる事になり、今回のような事態になるのではないかと思います。
もちろんStatsの担任が言うように、グループで行動すれば、こんな間違えは起こらないのです。でもなんだかな。。。と思うのです。今回の件では息子が悪いので文句は言えないので黙ってますが、ここは直すべき問題だと思います。会場に入ると、荷物をもって入れないため、食事は会場外で食べることになります。
APコーディネーターの話によると、コーディネーターも頭が痛い部分であり、今回は特に時間厳守を強化しているとの事。去年までは息子みたいなケースは許されてたらしいです。以前にも話しましたが、スパニッシュタイムが成り立つこの地域。8時からレジスターなのが7時に集合となっています。なんと1時間の猶予を取るんです。笑 それくらい、遅れてくる生徒が多いのです。慣れない私達には、大変。朝早くから起きて、準備をして、学校についてから腰が抜けるのです。w 去年は7時について10人しかいないし~、会場も閉まっていたし~と娘は言います。ドイツなら15分前でOK。日本はたぶん5分前でOKだよね!と娘。その通り、何とかしろよ!ヒスパニック文化!と思うのであります。笑
すったもんだの学びの境地だったわけですが、その後、物理のコンテストに参加させてもらったり、UILのチームリーダーになったりと、少しは機嫌がよくなった息子であります。「失敗は成功のもと」これを信じて、くじけず頑張ってもらえればと思います。