セイロンテイ工場
18日(日)快晴。今朝の地元・新潟日報紙に友人の上地源光氏(沖縄県人会会長)が写真付きで大きな記事で掲載。「平和とは 新潟から問う」シリーズで、集団的自衛権で登場。「軍備拡張より外交努力」が大事で、「解釈改憲が行われれば、日本全体の危険が高まる」と。沖縄人の認識の鋭さは本土人の比ではない。
どの新聞にも「首相の動静」を伝えるコーナーがある。例えば、5月14日付の新潟日報には「6時54分、東京麹町日テレビルの迎賓施設「あづまや」で大久保好男日本テレビ社長と会食。9時43分、東京・富ヶ谷の私邸」とある。3時間も酒を飲んでいたのかな。会話の内容を想像するだけで反吐が出る。
この件でやはり詳しいのは東京新聞で、5月14日付「首相の一日」で8時6分西新橋・寿司店「いまだ鮨」時事通信の田崎史郎(テレビ解説でおなじみ)・島田敏男(NHK解説委員=日曜討論でおなじみ)と会食。記事には無いが、小田読売論説委員長、粕谷日テレ報道部長。報道陣として、何の罪悪感もないのか!
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さらには毎日新聞・山田編集委員、朝日新聞・山田孝男編集委員、朝日新聞・曽我編集委員も同席していたと報じている。記者やコメンテーターとしては政府批判のポーズをとりながら、夜には権力の頂点である首相と会食するという、およそ信じられない行動だ。
元日テレ記者で法政大教授の水島宏明氏は「本来、ジャーナリズムは国民に代わって権力をチェックする。そのための事実を掘り起して伝える」のが使命なのに、「元々大手メデイアの記者は生活困窮者より中央官僚と親和性があり、一緒に飲むし、価値観も近い」と。
こんな状況では公平な報道など期待すべくもない。特にテレビが酷いのではないか。「安倍首相に近い人物をワイドショーの政治コメンテーターにするように局幹部から指示が来た」という証言もあるという。安倍政権のお友達作戦と言い、深謀遠慮を強く感じる。
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集団的自衛権の議論の中で公明党の役割を期待するかのような報道もあるが、これも眉唾ではないか。自民党は石原慎太郎が言っているように、「公明党をいずれ切り捨てる時期が来る」だろうが、選挙で公明党の協力なしでは当選できない自民党議員が多いのだ。
公明党は政権のうま味を知りすぎて、もはや大義を守って政権離脱を決断することができなくなっている。最後まで慎重姿勢というポーズをとりながら、最後は自民党と合意に至ることは目に見えている。「護憲と福祉の党」の看板を投げ捨てればこの党は終わりだ。
自民党の本音は公明党を切り捨て、維新の会やみんなの党、結の党などと手を組んで解釈改憲はおろか憲法改正も一気に進めたいところだろう。マスコミがそれに手を貸す結果になることは十分予想できる。教え子にジャーナリストは何人もいる。彼らは今日の事態をどう見ているだろうか。
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