茶工場の労働者は女性
23日(金)今日も散歩はお昼頃に。タイのクーデターは私には又かという感じで、現地の様子が目に見えるようだ。戒厳令などバンコクだけで十分なのに「タイ全土に戒厳令」となるから、知らない人は観光をキャンセルしたりするが、北部などまず平穏だろう。
それより、北朝鮮の挑発の方が危険だ。一触即発で、全面戦争にならない保障はない。しかし、こちらも全面開戦となれば勝ち目がまるでないことを一番よく知っているのは北だろう。可能性としては低いだろうが、もっと怖いのは安倍政権がこれを悪用することだ。
沖縄の教科書問題に強い関心を持って追跡してきたが、ようやく私が望む方向で決着してよかった。私はメールアラートというサービスを利用し、沖縄教科書問題と櫻井よしこについて設定してある。後者の方は最近さっぱり入らないが前者は連日のようにメールが入ってくる。
Mackwoods茶園
大半は沖縄の琉球新報の記事を読むことができる。沖縄県石垣島の八重山地区・竹富町が文科省の指示に従わず、「つくる会」が執筆に関わった右翼系の育鵬社の教科書の採択を拒否して「東京書籍」という最大手の教科書を採択したことを文科省は法律違反だと、騒ぎ立ててきたのがこの問題の経緯である。産経新聞は終始文科省側に立って、沖縄県教委や竹富町教委を攻撃し続けた。
沖縄県教委が21日の定例委員会で竹富町の主張を認め、八重山地区の採択区から分離し、単独採択区とすることを決定したのは極めて妥当だ。文科省は「違法確認訴訟」まで準備したと言うが、訴えの利益がなくなり、これを書いている最中に文科省は訴訟を断念したというニュースが入ってきた 。
文科相は断念の理由を心にもないのに、「子どもへの影響」をあげている。全く腹立たしい。この間、どれほど沖縄の教育委員会関係者が文科省に呼びつけられたり、文科省のすく大臣を含め多くの役人が圧力をかけるために往復したことか。全て税の無題遣いだ。
見事な茶畑
今回の問題で文科省の執念にも似た執拗さを感じたのは私だけではないだろう。国家による教育統制を目論む者にとっては、教科書というのはそれほど重要だということだ。この問題の根の深さ単純ではない。この問題を私の知り得た情報を基に再度検証してみたい。
そもそも教科書とは何なのか。世界的に評価の高い江戸時代の寺子屋や藩校では師匠(先生)が民間で自由に発行されていた「往来物」と呼ばれる読み物が師匠の選択によって教科書として使われていたらしい。勿論、幕府や藩はその内容や選択に干渉はしなかった。
その基本は明治になって近代的な学校が創設されたあとも当然の如く引き継がれたわけで、正しい選択だった。だからこそ、明治維新や明治初年、日本が数多くの逸材を輩出したことは疑いない事実ではないか。そのことを先ず最初に確認しておきたいと思う。
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