仏教国に欠かせない花
28日(水)快晴。今日は久し振りに卓球に誘われ、汗を流した。この安倍政権は本当に国民をバカにし、なめきった政権だ。日銀総裁やNHK経営委員にいかにも自分好みの人物を任命して物議を醸したかと思えば、今度は断層に比較的厳しい態度を取ってきた規制委員会の委員長代理・島崎邦彦氏を再任せず、原発推進を公言している原子力学会会長の田中知氏を任命すると。
泉田知事は当初からこの規制委員会に疑問を呈し(例えば組織として地震・津波班、設備班の二つしかない。設備の安全性だけを審査対象としており、住民の避難計画などを立案する地方自治の専門家が一人も入っていない等)委員長に面会を求め続けているが拒否されている。
他県の立地知事には会っているのに、泉田氏に対しては「個性的な人」などと厄介者扱いして会おうとしない。電力会社や自民党の圧力でその独立性が当初から危ぶまれていたが、今度はさらに露骨に人事権を濫用して、何が何でも再稼働を実現しようとしている。規制委員会が危ない。
牛も放し飼い
泉田知事は04年、36歳の史上最年少で知事になったが、その直後中越地震、07年には中越沖地震も経験した。後者では5号機が最大11センチも隆起したり、建屋の火災も経験して震災対応に追われてきた。元々経産省のエネルギー部門の課長クラスも経験しただけに、原発には詳しい。
泉田知事の「福島の事故の検証と総括が先だ」というのは、メルトダウンを2か月間も国民に隠したのは誰の指示によるのか確定せよと言っている。誰も責任をとらず、罪にもならないのはおかしいと。刑事罰を設けるべきだとも。廃炉作業を株式会社の東電にやらせるのもおかしいと。
東電に廃炉をやらせるということは、コスト計算をやるに決まっている。廃炉庁を作って国家が税金で徹底してやるべきだとも主張。泉田は当然のことながら、解決策として発送電分離は絶対必要だし、東電の破綻も選択肢だと。私の主張を書かないマスコミも変だと。
庶民の足 この泉田に対し、石原慎太郎などが「原発推進は哲学だ」などとわけのわからない主張は論外として、歴史認識で対立する池田信夫と櫻井よしこは原発ではタッグを組んで批判する。池田は「泉田知事はなぜ原発の安全審査に反対するのか」と題し、「地元の合意が必要なのは立地の時だけでそれ以後は全て国の所管だ。地元との安全協力は紳士協定で拘束力はない」と、バカだとまで罵倒している。
櫻井は「泉田知事が展開する論は、正直言って訳が分からない」とか、ベントの設置はその必要性を説いたのは奈良林直氏(事故直後安全だ安全だとNHKで解説した御用学者)でそれが実現しなかったのは、住民が反対したからだ」などと、「週刊ダイヤモンド」に書いている。彼らがなぜここまでヒステリックに知事を攻撃するのか。原発の再稼動が進まないとなにか不都合があるのか。逆に再稼動したらどれほどの利益があるのだろう。
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