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NO2732 あの震災を忘れまい(3)

南三陸町防災庁舎前で
防災庁舎前で 4日(水)異常気象が常態化してきた。動植物など生態系への影響が心配される。今日は念のため、腕の状態を外科で診てもらった。診断は鍼医と同じ。ただ、尿と骨密度の検査をやった。全て正常で、骨密度は同年代の人の104%、若年に比べても94%で立派だと言われ、気をよくした。

 今日は25年前に北京で起きた天安門事件の日だ。我ら夫婦の結婚記念日と重なり、忘れがたい日である。中国もベトナムも共産党一党独裁を放棄しない限り、未来はない。毛沢東の文革を批判できない指導部だから、いまだに天安門事件の総括・反省もできない。47回目の結婚記念の旅にもなった。

  今回の東北行は震災後5回目となった。あの震災を少なくとも私の中で風化させてはならないという強い思いがある。初回、家内と震災後間もない時期に旅をしたときは余りの惨状に具合が悪いと言い出し、石巻で引き返した。今回はそれ以北を案内する目的もあった。

 骨組みだけのアパート 

骨組みだけのアパート 南三陸町の防災庁舎を再訪した。前回、ドイツ人の教え子を案内した時は小雪の舞う中でベトナム人僧侶たちの読経の中で犠牲者を慰霊する場となったのだったが、今回は家内と二人で、最後まで避難を呼びかけて犠牲となった遠藤未希さんに思いを馳せ、黙祷した。


 この建物(骨組みだけだが)は一旦は町長によって解体が決まったのだが、残すべきとの町民の声を受け、国と県は残す方向で検討に入っている。来年3月に結論が出るらしい。私としても残してほしい。今回はどうしても田老の防潮堤の様子を見たくて、先を急いだ。

 

 堤防の脇に車を止め、見上げると高さ4.5mの表示があった。この高さを楽に越えた波はその内側にあった集落をさらったのである。階段を上り、堤防の上に立つ。堤防は町全体を包み込むようにX字型に取り囲んでいた。だから、二重に町を囲む形だった  のに・・。


理容店の案内灯だけが回っていた

理容店の案内灯だけが回っていた

この堤防が完成した時は、誰もが田老は津波から守られると確信したに違いない。堤防そのものは一部損傷で残っている。これをどう評価するか。この堤防がなければ、今回無事だった集落もことごとくさらわれたに違いない。でも絶対安全はないということだ。

 
 私の素人考えでは「さらに高く、強固な堤防を」とはならない。やはり、宮脇名誉教授の言うように、自然に立ち向かい、挑戦するのではなく、減災の考えに立って震災を受け入れ、共存する考え方に立ちたい。このことについて、どれほどの議論が行われたのか。


 沈下した港の地盤のかさ上げや漁港の護岸工事が必要なのは誰にでもわかる。しかし、岩沼市の海側や山元町沿岸の長大な防潮堤工事には何となく違和感を感じてしまった。復興の跡が見えるのが防潮堤ばかりで各地の仮設住宅がそのままの風景を見るのは辛かった。


 



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