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NO2751 教科書への国家の介入を許すのか(2)

歴史認識を学ぶ講演会

歴史認識を学ぶ講演会 23日(月)快晴。今日は沖縄戦が終わった日である。今友人のブログで沖縄戦の証言が連載中だが、私のブログの左上の「のびのび」をクリックすると見られる。私には怒りしか湧かない。軍隊というのはソ連参戦や沖縄戦を見ても、国民を守らないことがはっきりと分かる。安倍の国を守る、国民を守るという言葉が白々しく聞こえる。私には安倍政権に守ってもらいたいものなど何もない。

 

昨日は県民教育研究所主催の「今日の歴史認識問題の本質を考える」講演会を聞いてきた。講師は敬和学園大学の藤野豊教授と中国人准教授・何為民氏の話。目新しい内容はなかったが、尖閣や竹島を日本固有の領土と言い切れないとの話には共感した。後日この問題も考える。

 

 何氏は来年帰国して生活の基盤を中国に置く立場として、今の日中関係を反映して、踏み込んだ話ができない苦しさを感じ取った。私も久しぶりに発言したのだが、声が震えた。私の質問は安倍政権の下で、良心的な教科書執筆者が執筆を辞退するのではないかと。

 

今年やたら目についた花

今年やたら目についた花 藤野氏も同じ心配をされていた。特に若い研究者が面倒なことに関わりたくないという雰囲気があるという。それでは権力に対して学者集団が平和の砦になるどころか、戦前の轍を踏むことになる。私も言いたかったのだが、教科書会社の自主規制も始まっていると。

 

在職中、社会科の教科書で最も現場の評価の高かったのは「日本書籍」の教科書だった。先生方の投票で決めていた東京都は圧倒的に日本書籍だったし、新潟でも新潟市と西蒲原郡は日本書籍だった。新しい教科書をつくる会が攻撃の的にしたのはこの会社だった。

 

つくる会は教師が教科書採択に関わる事にさえ攻撃し、先ず石原都政下で投票方式をやめさせた。新潟でも作る会の県教委への圧力は目に見えていたが、採択方式は守られた。つまり、顧問校長以下5人の専門調査員(中教研社会科部長及び副部長)が調査して答申するという方式である。

外来種? 

外来種?私は社会科部長として調査員及び採択委員に任命された。というより任命せざるを得なかった。これにも裏話があって、私を何の権限もない県の採択委員に祭り上げるべく、打診してきた。私はつくる会の影を察知して拒否した。市教委の内規に「中教研社会科部長及び副部長3人」は調査員及び採択員にするとあったのである。

 

従来、教科書選定は形式的で内容の調査はほとんどやってこなかった。「つくる会」の圧力で一気に政治問題化したのである。採択方式は守ったものの、内規を改正して一社に絞り込む作業をさせなかった。当時8種類あった会社の地理・歴史・公民を比較研究する作業は容易ではなかった。

 

最終的にどの社をとるかは選定委員会で決めるのだが、私たちは日本書籍を1位と分かるように推薦したにも拘らず、2位に推した社が採択となった。つくる会は日本書籍を排除しただけでも満足したはずである。事実この会社は東京、新潟でシェアを失い、教科書出版から撤退に追い込まれた。

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