KLの電車ホーム25日(水)晴。サッカー応援。残念にも敗退だ。今日までの結果を見れば残っているのはほぼ中南米諸国だ。貧しさからくるハングリー精神は大きいように思う。それにしても、日本サッカー界でその名を残した釜本氏の自国チームのこき下ろしには不愉快である。
本田、香川を落とせとか、若手を使えとか、カップが始まる前から批判一方でその意図が分からない。私のような素人の批判ではない、自分の影響力を考えないのか。試合後、本田、香川の無念さが伝わってきた。多くの選手が言うように実力不足ということなのかな。
教科書調査の実態についても、私の前任者の証言によれば、議論などほとんどなく、レイアウトがどうとか、写真がどうのと、はっきり言ってどうでもいいようなことばかりで、すでにどこかで決まっているかのような雰囲気だったと。完全に形骸化していたのだ。
電車内 つくる会の動きがある以上、今回はそれは許されない。市内約100名の社会科教師にアンケートの形で意見を求めたし、10日間の市民に対する教科書展示会に寄せられた意見も可能な限り反映させたいと思い、会議で丁寧な議論をやった結果が「日本書籍」だった。
笑い話のような話だが、「有識者」も「教育長はじめ市教委」も教科書の内容の比較など出来るはずもないことはご理解いただけると思うが、だからこそ「専門調査会」を必要としたにもかかわらず、作る会の圧力で、「絞り込みをせずに2社を推薦」との指示をしてくる始末であった。
私たちが推薦する2社からどうやって選ぶのかと思ったら、前日になって、校長を通して「選定委員会の席上、口頭で報告する際、第1位がそれとなくわかるように報告してください」との話があった。今思えば、私たちが推した1位を採択しなかったのはつくる会への言い訳に使ったのではと疑っている。
モスリム国のキリスト教会 最後の選定委員会が7月15日に開かれた。有識者5人の顔ぶれは市議会文教経済委員長H(保守系)、新大教育学部教授S,県立図書館長K,市聯合PTA副会長T,新潟女性史クラブ代表Cの各氏だった。国語の報告がすんなり終わり、社会科の私の報告が終わるや否や。
集中砲火の如く私に質問が集中した。口火を切ったのは、県立図書館長で「南京虐殺はどう記述されているか。なぜ日書がいいのか。どこで意見が分かれたのか」(ということは教科書をまるで読んでいないということである)いかにも不満の様子。私の発言要旨。
市民からの意見に自国の歴史を知らない、教えられないで恥ずかしい思いをした。というのがある。これが国民の大勢の認識ではないか。南京虐殺については各社とも記述があり、人数は10~30万、多くの中国人、数十万と様々。日書は他の項目でも記述がしっかりしている。いずれにしても、あの厳しい検定を通過したものであると。
つづく