あれから、数週間。まだ仕事が見つからない息子。
アメリカに来て一番感じるのは「下積み」。 学校の成績表でも何でもそうですが、はじめから積んできた人と途中から入ってきた人では、何事も先にやってる人にベネフィットがあります。なので、何か始めるなら早い時期にロングタームでが重宝がられます。
引っ越してきてすぐでは、コネがないのでなかなか仕事が見つかりません。仕事を紹介してくれる友達も多くないし、バイト経験も無し。ボランティアだけではイマイチインパクトにかけるようです。しかも17歳で免許まだだと、ほとんどないに等しいですね。
と言う事で、月曜日から職探しを再開しなければならない息子。主人に歯医者の治療費を請求されているのでお仕事探さないと、利子は膨らまないものの、いつまでたっても3000ドルのも借金を返済する事ができませんから。
歯医者の治療費、、、。さかのぼる事ドイツなのですが、ドイツの歯医者さんにチェックアップのつもりで行った時、虫歯が数個あったので治療し、さらに奥歯の溝が深いので虫歯予防のため、それをセラミックで平らにしました。ここで、娘も同じ様な問題があるなら、主人はカッと来ないのですが、娘は小さな虫歯が1つ。息子よりきちんとしたお手入れなので虫歯が少ないわけです。
ソニケアも買って、毎日きれいにしておけ!と言われたのにもかかわらず、虫歯が何個もあるから主人の逆鱗に触れるんですね。で、私もこれではいかんなぁと思い。「次の治療費は、あんたが払いなさいよ!」と言い渡しましたんです。はい。
で、アメリカに来てはじめての歯科チェックアップ、こりゃあもうだめだって数(12こ)の虫歯、理由は歯科医がゲスした通り、ハロウィーンキャンディーを食べた後のお手入れの仕方。ほぼ放置状態だったらしく、なんとヨコから虫歯が食っているという酷いもの。
歯医者に連れて行った主人が帰ってくるなり、怒り始めるわけですね。笑 私もとばっちりを受けないうちに、「治療費は約束どおり払ってもらうからね!夏休みはバイトしなさいよ!ば~か!!!」
と言うわけで、治療費のため今年の夏は働かなければならないわけだったんです。
しかし、先月のサブジェクトSATのMath2の勉強をしている時に、私が小うるさく、、、
「アンタはクラスランクではまっているんだから、UTへいきたきゃ、サブジェクトで800点くらい取る勢いがないと、チャンスはないと思いなさいよ!7%では入れなかったら、ハーバードのリジェクト率より高い!って学校側が言ってるんだからね!何もギャランティーじゃないのよ!」
それを横で聞いていた主人が、私にこっそり言うのです。
「それでは、こんなディールはどうだろう?もし、800点取れば治療費を払わなくって良い。。。」
なぜか、私に言うのです。本人ではなく。ここが面白いのですが、たぶん、そんなことで男の約束を覆したくなかったので、私のアイディアとしてそういう風にモチベーションをあげたらどうかと言う事でしょうね。
しかし、そもそも、こんな約束も何も治療費を払えって言うのも、800点取ったからチャラって言うのもどっちも、余り賛成でなかったので、私はありのまま息子に伝えました。
「ダディがね、もし800点取ったらチャラにしてやるって言ってたよ!」笑
と、ここでよっしゃ!と頑張るワケでもなく、普通に、UTに行きたいので、できる限り頑張るって感じの勉強でしたね、振り返ると。。。で、私もとりあえず760はとらないと、不味いと思うと伝えるだけにしてました。はっきり言って、無理かもしれないな。。。かわいそうに夏休みはバイト探しで終わるだろうな。。。と思っていました。ああ、めんどくさい親子関係(息子と主人)とため息。
ところが、昨日、イーメールで連絡があり、カレッジボードにログインすると、パッと出てきたスコアーを一瞬疑いました。「800」 ちょっと待てよ。この前の800かもな。とテストの名前を見ると、Subject SAT Math 2 となっていて、はじめてそこで、おおおおおお!!!!よっしゃ!!!となるんです。笑
何でも同じUILの仲間も800点が取れなかったらしく、無理だと思っていたのでビックリしたらしいです。
男の約束なんか簡単にするもんじゃないですね。武士に二言はないので、借金はチャラになりました。しかし、家にいて何もしないのは、見ていて腹が立つので、ボランティア、仕事、お手伝い、プラス、大学の申し込みをやってもらうつもりです。
去年は娘(B型)のマイペースで、申し込みを出したのはぎりぎりの11月30日。締め切りは12月1日。今年は志望メージャーの関係でさらに難しそうなので、早めに出してもらわないと困ります。
アドミッションの人も言ってましたが、「早めに出して、スィートハロウィーン&サンクスギビング!」ってことでしたので、早めに出したほうがよさそうです。
そんなわけで、今日は車を洗わせました。